自然に「ファン」が増えていくビジネスモデル
ビジネスで安定した収益を得るために欠かせないのは、あなたの「ファン」を獲得することです。そして、ファンが自然に増えていくマーケティングモデルがあります。これを、「FFMBモデル」といいます。「FFMBモデル」では以下の4つの段階を踏んでいきます。
1. F:Free-end(フリーエンド)
2. F:Front-end(フロントエンド)
3. Middle-end(ミドルエンド)
4. Back-end(バックエンド)
それぞれについて説明します。
1. Free-end(フリーエンド)
第1段階の「フリーエンド」は、無料の商品・サービスのことを指します。フリーエンドでは、利益を得るのが目的ではなく、無料サービスを通じて、認知度を高め、あなたの商品・サービスに興味がありそうな人を集めることが目的となります。
たとえば、「一定期間無料でお試し」、「一定期間無料レンタル」、「本の1章まで無料で読める」、「有料級な無料メルマガ」、「LINEの無料相談」、「ひとつお試し無料作成」、「無料試飲」、「無料試食」、「無料体験会」などがフリーエンドにあたります。
2. Front-end(フロントエンド)
第2段階の「フロントエンド」は、安価な商品・サービスを提供し、見込顧客から「本当の顧客」になってもらうことをさします。フロントエンドでも、利益を得るのが目的ではなく、あなたの商品・サービスをより深く知ってもらうことが目的となります。
たとえば、「入門講座」や「初回お試し価格」で提供しているサービスなどが、フロントエンドにあたります。
フロントエンドでは、利益を求めませんが、集客しやすく、販売しやすい商品・サービスで、思いっきり価値が伝わる内容にする必要があります。
3. Middle-end(ミドルエンド)
第3段階の「ミドルエンド」は、最終段階の「バックエンド」を購入してもらうための、一歩手前の商品・サービスのことを指します。ミドルエンドでは、利益を得ていくことが目的となります。
たとえば、「1日集中講座」や「1ヵ月間の貸し出し」など、顧客のベネフィット、つまり、顧客がその商品・サービスを通じて獲得したい未来の「プラスの変化」を経験できる内容にする必要があります。
4. Back-end(バックエンド)
第4段階の「バックエンド」は、顧客に最大限の成果を出してもらうための、最高の商品・サービスです。顧客のベネフィット(その商品・サービスを通じて獲得したい未来の「プラスの変化」)を「全部盛り」にしてパッケージ化した、高単価なサービスです。利益がしっかりと出て、これさえあればどんどんビジネスを伸ばしていけるというものです。
「FFMBモデル」では、これらを組み合わせてビジネスを行います([図表1]参照)。
あくまで目安となりますが、利益比率は、フロントエンドが10%、ミドルエンドが30%、バックエンドが60%、販売数比率は、フロントエンドが60%、ミドルエンドが30%、バックエンドが10%くらいになることが多いのです。
■利益比率の目安
フロントエンド商品 10%
ミドルエンド商品 30%
バックエンド商品 60%
■販売数比率の目安
フロントエンド商品 60%
ミドルエンド商品 30%
バックエンド商品 10%
FFMBモデルを採用し、ファンが自然に増えていくビジネスモデルを築き上げましょう。