ビジネスで「成約率」を高めるには?「恋愛」のプロセスから学べる「断られない方法」

ビジネスで「成約率」を高めるには?「恋愛」のプロセスから学べる「断られない方法」
(※写真はイメージです/PIXTA)

ビジネスで安定的に収益を上げられるようにするには、成約率を高めることが大切です。そのためには自社の商品・サービスの長所を強調するだけではうまくいきません。様々な起業家をサポートしてきたウェブコンサルタントの草間淳哉氏は、成約率を高めるプロセスは「恋愛」と共通するといいます。草間氏の著書『集客で悩み続ける起業家のための安定して稼ぎ続ける「月100万レシピ」』(産学社)から一部抜粋してお伝えします。

プロポーズ(購入を促す提案)は「2人きり」のときにする

「セミナーにたくさん集まったのに、1件も売れませんでした。成約率が悪いんです。どうしたらいいのでしょうか?」このような相談をされることが多々あります。

 

原因はズバリ、「複数人に対して購入を促す提案(オファー)をすることが難しい」からです。

 

オファーが恋愛でいうプロポーズだとすると、やはり2人きりの空間の方がいいのです。1対複数で提供していくのは、それなりにビジネススキルが身についた後でいいのです。まずは、着実に1人1人に向き合い、1対1のカウンセリング、コンサルティング、面談をしていきましょう。

 

1対複数ではなく、1対1のほうがよい理由を3つお伝えします。

 

◆大勢の場では「買いたい!」「欲しい!」がいいづらい(バンドワゴン効果)

行動心理学で「バンドワゴン効果」というものがあります。みんなと同じだと安心感を得られるという心理効果です。本当は買いたいと思っていたとしても、他の人の様子を見ながら迷うので、購入しづらくなってしまうのです。

 

もし興味関心があり、買いたいと思っていても、買わない人が多ければ、「あ、買わないほうがいいのでは」と思われてしまいかねないので、なるべく1対1の場で提案するようにしましょう。

 

[図表2]バンドワゴン効果

 

◆個別の悩み、課題に対応しやすい

買いたいけれど、買えない。その理由は、人によってさまざまです。

 

お金の問題かもしれないし、時間の問題かもしれないし、誰かの許可を得ないといけないかもしれないし、まだよくわかっていないのかもしれないし、必要性を感じていないのかもしれないし、これは相手に聞かないとわからないことです。

 

ですが、1対複数の場だと、相手はこの悩んでいる理由がいいづらいので、解決されず、そのまま買わないという流れになってしまいます。本当は買いたい欲求があるのに!

 

だからこそ、1対1の場、他の人を気にしなくていい安全な場で、悩んでいる理由を聞き出すことができれば、すぐにその理由を解決して、「買います!」を引き出すことができます。

 

◆より特別感を感じやすい

たとえば、1対複数の場で「限定価格」を提示しても、それは複数の場なので「みんな同じ価格」になり、限定性を感じにくくなってしまいかねません。これに対し、1対1の場で限定価格提示すれば、相手は「自分だけのための限定価格」と感じ、特別感を感じやすくなります。

 

1対1の場で相手に思いっきり向き合い、その相手だけのために時間を使い、そして「プロポーズ」しましょう。成約率が大幅に高まります。

 

 

草間 淳哉

ブランディングカンパニー(株)ウェブエイト代表

代表

 

集客で悩み続ける起業家のための安定して稼ぎ続ける「月100万レシピ」

集客で悩み続ける起業家のための安定して稼ぎ続ける「月100万レシピ」

草間 淳哉

産学社

【集客で悩むのは今日で終わり!】 セールス一切不要! 欲しい! 買いたい! というファンが増え、ギラギラせずに月100万円稼ぎつづける起業家になるための、ノウハウがつまった起業家の教科書! 起業して仮に月に100…

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