(※写真はイメージです/PIXTA)

インターネット上での誹謗中傷が社会問題になっています。特に若年層のSNS誹謗中傷トラブルは年々深刻化しており、なかでもいじめの延長として高校生が被害に遭ってしまう事例は少なくありません。では、高校生が誹謗中傷の被害に遭ったら、本人や親は、どのように対処すればよいのでしょうか? 本記事では、高校生が誹謗中傷の被害に遭った場合の対応について、Authense法律事務所の弁護士が解説します。

高校生が誹謗中傷の被害に遭った場合の対応方法

高校生の子供がインターネット上で誹謗中傷の被害に遭ってしまったら、親としては非常にうろたえてしまうかと思います。では、高校生が誹謗中傷の被害に遭ったら、どのように対応すればよいのでしょうか? まず行うべき対処方法は、次のとおりです。

 

スクリーンショットなどで証拠を残す

誹謗中傷の被害を知ったら、まずはその場で誹謗中傷の証拠を残しましょう。証拠を残す具体的な方法は、誹謗中傷をされた投稿のスクリーンショットを撮影することなどが考えられます。スクリーンショットの撮影で含めておくべき主な内容は、次のとおりです。

 

・投稿の内容

・投稿のURL

・投稿の日時

・SNSなどの場合には、相手のアカウント名やユーザー名

 

なお、スマートフォンからの通常のスクリーンショットでは、URLなどが掲載されない場合もあります。そのため、可能であればパソコンから、PDFでのスクリーンショットが撮影できるとよいでしょう。また、スマートフォンしかない場合であっても、画像ではなく、PDFでの保存をおすすめします。

 

すぐに弁護士に相談する

誹謗中傷の被害に遭ったら、できるだけ早く弁護士にご相談ください。先ほど解説したように、誹謗中傷は刑事告訴や損害賠償請求の対象となり得る行為ですので、法律の専門家である弁護士に相談することが推奨されます。

 

相談のタイミングは、できれば誹謗中傷の被害を知った当日や翌日などがベストです。なぜなら、誹謗中傷への法的措置は、時間との勝負だからです。できるだけ早期に弁護士へ相談することで、相手の特定などが成功する可能性が高くなるでしょう。

 

学校に相談する

高校生の誹謗中傷は、非常に残念なことに、同級生など知人によって行われる場合もあります。そのため、誹謗中傷の状況によっては、学校へも相談しておくとよいでしょう。

 

ただし、学校側がどの程度対応してくれるのかは、状況や学校の考え方などによって異なります。また、学校へ相談する必要があるかどうかもケースバイケースでしょう。そのため、学校へ相談するべきかどうかについても、弁護士と打ち合わせをしたうえで検討することをおすすめします。

 

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