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あなたを〇〇にたとえると何ですか?(訳:とっさの質問にどう答えますか?)
たとえば、「あなたを色にたとえると何色ですか?」という質問に、「この色を言ったほうがいい」「この色は言わないほうがいい」といった模範回答はありません。さらには、「色を聞いて〇〇を知りたい」や「動物を聞いて〇〇を知りたい」ということもありません。
質問の意図は、「普段考えないようなことをとっさに聞かれて、どう反応するか」と「理由を交えて答えられるか」を見たいというもの。つまり、その人の頭の回転や柔軟性を知りたいということです。その答えが自分の体験と具体的に結びついていれば、なおよいですね。
ただ、うっかりすると自分のマイナス面やネガティブな部分をさらけ出しがちになります。「なぜそう答えるのか」については、前向きな表現で伝えるようにしましょう。
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<答え方のポイント>
□動揺せずに、落ち着いて答える
□はっきりと回答し、その理由を交えて伝える
□マイナス面やネガティブな部分とは結びつけない
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「わかってない」と思われるありがち回答
⇒❶「なぜこの色なのか」の説明が漠然としています。たとえばどのようなときにどんな行動を取ったのか、事例を入れて伝えるとわかりやすいでしょう。
面接官が思わずナットク!お手本回答
⇒❷ほかの人の言葉を入れ、客観性が増す伝え方です。答えた色と言葉の内容が合っているので、面接官がイメージしやすいでしょう。
⇒❸自分らしさを表すような行動とたとえを結びつけているのもよいポイントです。
渡部 幸
合同会社アクトクリア代表
キャリアコンサルタント(国家資格)、全米NLP協会認定トレーナー、産業カウンセラー、NLPプロフェッショナルコーチ。
青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。株式会社和光、株式会社ECC外語部門営業統括マネージャーを経験後、タルボットジャパン株式会社にて人事総務部門人材開発責任者として社内全体の能力開発体系を構築。アクトクリア代表として独立後は、キャリアコンサルタントとして、ひとりひとりにフォーカスし、生き生きと仕事をする人を増やす支援を行ってきた。心理学を用いたメンタルアップの方法や豊富な企業経験をもとに、複数の大学や大手就職サイトの合同説明会、公共就職支援機関などでキャリア開発、就職・転職支援のセミナー、個別面談、エントリーシート・履歴書添削等を行い、のべ6万人を支援。毎年大学1~3年生向けのボランティア講座も行っている。
採用側の視点を用いた就職成功力には定評があり、クライアントや同業のコンサルタントからも高く評価されている。主な著書に『1週間で面接に自信がつく本』(ナツメ社)、『わが子が就活を始めるときに読む本』(KADOKAWA)等がある。