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①前日の夜、大笑いするようなテレビ番組や映画を観る
「笑い」は、リラックスして元気を出すのに最適なものです。面接前日は、頭を一度空っぽにして元気を出すため、面白いお笑い番組などを見ると効果的です。涙が出るほど笑えるものを用意しておきましょう。
大笑いしているときに、自分の左の手首を右手でギューッと握ってみましょう。これは「たくさん笑って楽しい!」という感情を体に覚えてもらうための刺激です(心理学的に「アンカリング」といいます)。
翌日、面接の前に同じ強さで同じ場所を右手でギューッと握ってみてください。大笑いした楽しい感情がよみがえってくるはず。その幸せな感情を、面接の場にも持っていきましょう。
②元気になれる曲を何度も聞く、歌う
今までに大変だったとき、この曲を聞くとやる気が出た、元気になった、励まされた、という曲があったのではないでしょうか。「1曲選ぶとしたらこれ!」というものを決めておきましょう。そして、毎日その曲を聞くのです。朝起きてすぐでもよいですし、電車の中ででもOKです。1日1回は聞いて、モチベーションを高めましょう。
体の状態とやる気はつながっています。聞きながら声に出して歌ったり、体を動かしてダンスしたりするのもお勧めです。何も聞いていなくても、自分の頭の中でその曲が鳴っているような状態を作り出すのもよいですね。そしてもちろん、面接当日の朝も、その曲を聞いてから面接に行きましょう。
③ポジティブな感情が鮮明に思い出される写真を見る
「この写真を見ると、楽しかった部活動の感動が思い出される」「彼氏・彼女との写真を見ると励まされる」など、ポジティブな感情が鮮やかに思い出される写真はありませんか? もちろん、かわいがっているペットの写真でもOKです。
その写真を見るたびに、自分でも「大丈夫、リラックスしてる、できる、安心して!」などの勇気づけのメッセージをつぶやくと、さらに効果が高まります。お気に入りの写真から1枚を選び、いつでも見られるように、スマートフォンに入れて持ち歩きましょう。
④面接の2日前には、40~42度のお風呂に20分つかる
この入浴方法は、ヒートショックプロテイン(HSP)という傷んだ細胞を修復する働きを持つたんぱく質を増やすために行います。
HSPが増加すると、免疫細胞の働きが促進され、体が元気になります。HSPは、この入浴を行った日から1週間、体内に蓄積され、ピークは入浴後2日目といわれています。
つまり、面接当日に体を元気に、モチベーションを高く保ったまま臨めるようにするために、2日前にこの方法で入浴しておくとよいのです。
ポイントは、次の通りです。
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●脱水症状にならないように入浴前に水をたくさん飲む。
●入浴後に体温が平熱より1.5度高い温度に上昇するように20分ほど湯船に入る。ただし、お湯の温度は42度を限度にすること。
(※10分で体温は平均1度上がります。10分ごとに舌の下に体温計を入れて計りましょう。)
●入浴後は体を冷やさない、また温めすぎない。
●この方法での入浴は毎日続けない。2~3日に1回にする。
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渡部 幸
合同会社アクトクリア代表
キャリアコンサルタント(国家資格)、全米NLP協会認定トレーナー、産業カウンセラー、NLPプロフェッショナルコーチ。
青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。株式会社和光、株式会社ECC外語部門営業統括マネージャーを経験後、タルボットジャパン株式会社にて人事総務部門人材開発責任者として社内全体の能力開発体系を構築。アクトクリア代表として独立後は、キャリアコンサルタントとして、ひとりひとりにフォーカスし、生き生きと仕事をする人を増やす支援を行ってきた。心理学を用いたメンタルアップの方法や豊富な企業経験をもとに、複数の大学や大手就職サイトの合同説明会、公共就職支援機関などでキャリア開発、就職・転職支援のセミナー、個別面談、エントリーシート・履歴書添削等を行い、のべ6万人を支援。毎年大学1~3年生向けのボランティア講座も行っている。
採用側の視点を用いた就職成功力には定評があり、クライアントや同業のコンサルタントからも高く評価されている。主な著書に『1週間で面接に自信がつく本』(ナツメ社)、『わが子が就活を始めるときに読む本』(KADOKAWA)等がある。