汎用性が高い「縦型動画」
縦型動画はさまざまなSNSに使える
従来はYouTubeのようなSNSが圧倒的なシェアを誇っていたので、動画は横型が主流でした。でも最近は、TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートのような、スマホの形に合った縦型動画のシェアが拡大しています。
TikTok用の動画素材をつくれば、InstagramのリールやYouTubeショートにも使えますし、Linkedinなどにもアップきるので、非常に便利です。どのSNSのプラットフォームも、基本的に縦型で短い動画に力を入れてきているように思えます。
LINEにも「LINE VOOM(旧「タイムライン」)」という機能ができました。縦型動画はFacebookにも投稿できるので、Facebookユーザーにも広めることができます。2600万人のFacebookユーザーにも届き、興味を持ってもらえたら、便利だと思いませんか? Instagramの「リール」も徐々に、アルゴリズムをTikTokに寄せている傾向があると言われているため、TikTokとリールの双方で動画がバズる可能性があります。
会社HPに縦型動画を入れる取り組みがウケている
いまわたしが注目しているのは、会社ホームページ(採用ページ)に縦型の動画を入れることです。
とくにいまは、8割を超える就活生がTikTokの配信をしている企業の動画を見たことがあり、そのうちの約8割が、TikTokをきっかけに企業に興味を持った、と回答しているそうです。さらに、興味を持って実際にエントリーした就活生は、約7割に及びます。
実際、縦型動画の採用ページをつくったクライアント企業が、自社のホームページにTikTokを表示させたところ、前年は応募がゼロだったにもかかわらず、縦型動画を表示後、20代2人、30代前半2人の若い社員の採用につながりました。
自社のホームページでTikTokやInstagramなどの短編動画を観れば、会社の社風や社員の人柄がわかるため、合う人が来る、合わない人は来ないということで、機会損失がなくなる効果もあります。人事採用にはTikTokが非常に有効であり、ホームページで縦型動画を入れることが、これからは必須になっていくはずです。
秋山 剛
一般社団法人大人のインフルエンサー協会
代表理事
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