中小企業がSNS発信でやりがちな失敗、3選
1.社員に任せてなんとなくはじめてしまう
中小企業におけるSNS発信の失敗のほとんどが、社員に任せてなんとなくはじめてしまうこと。つまり、誰が発信するか、ターゲットをどうするか、どんなコンセプトにするかが定まっていない、ということです。
もちろん、何もしないよりはいいのですが、とりあえず数を発信しよう、プライベートを発信しよう、日常の業務を発信しよう、と思っても、見ている人は基本的に興味を持っていません。中途半端な画像や動画を載せているだけでは、伸びないのです。
2.SNSに詳しい社員がいない
SNSに詳しい社員がいなければ、SNS発信は、うまくいきません。
クライアント先のある不動産会社は、Instagramのリール動画が伸びています。内容は、いわゆる内覧をするもので、自分たちで撮影して、編集して、という形で住宅内を見せていきます。かなり工夫しながら撮っているので、とてもよくできた動画です。
ただ、これはクオリティの高い動画を自分たちでつくっていける、リテラシーの高い若い人材がいたからこそできたことです。SNSに詳しい人がいない会社なら、その時点でハードルが高くなってしまいます。たまたま適任の人がいればいいのですが、一方でただなんとなく担当者を決めてやらせたとしても、簡単にできるものではありません。
ひとつの選択として、SNS運用代行業者に依頼するのもいいでしょう。人的リソースが限られていて、担当者もSNSにあまり詳しくない中小企業であれば、撮影や編集をしてもらい、投稿してもらうような運用代行サービスを利用するのも、ひとつの方法と言えます。
3.「自分目線」で発信してしまう
SNSに詳しい社員がいない場合、日々の投稿のネタや企画にも困ってしまいます。何を発信していこう、誰が発信しよう、といったところで悩んでしまうのです。
結果として、「今日、会社でこんなことがあった」という「自分目線」で発信している会社が多くなるわけですが、これは、単に発信することが目的になっているからです。日記のような投稿をしても、意味がありません。
これらが、企業のSNS発信でよく陥りがちなことです。
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