(※写真はイメージです/PIXTA)

昨今、多くの就活生は企業の情報収集の手段のひとつにTikTokを取り入れています。こうした状況のなかでは、採用する企業側もうまくTikTokを活用できなければ、いい人材を取り逃してしまうかもしれません。本記事では一般社団法人大人のインフルエンサー協会の代表理事を務める秋山剛氏が、著書『採用、集客にも効果絶大! 企業のSNS運用』より、就職活動の新常識に合わせた企業による効果的なTikTok運用について解説します。

「TikTok」は拡散性が高く、認知にもっとも効果を発揮する

TikTokは拡散性が高いのですぐにバズりやすく、認知度向上にもっとも効果を発揮するSNSです。投稿すれば100回ほど自動的に再生されて、いいコンテンツであればさらに拡散され、大規模にバズっていくので、参入障壁が低く、取り上げてもらいやすいSNSと言えます。

 

YouTubeよりもはるかに動画編集がラクなことも、TikTokの大きなメリットです。いまなら、しっかりがんばれば3ヵ月で1万フォロワーを達成することも可能です。

 

「いまチャンスなのは、TikTok」といえる5つの理由

 SNSには「旬」があるのですが、いまもっとも旬を迎えているのはTikTokでしょう。そう言えるのは、5つの理由があるからです。

 

1.若者だけでなく、年齢層が高めの人も利用している
TikTokは「若者向けのSNS」というイメージを持つ人も多いのですが、2021年4月に実施された、あるマーケティング会社の調査によれば、TikTokの利用者は、現在では平均年齢は34歳を超えているとのこと。幅広いユーザーが利用している、ということですね。

 

2.短期間でインフルエンサーになれる

TikTokの特徴として、初速が早い、動画編集がラク、誰でも簡単にできる、視聴者の反応がわかりやすい、ユーザー目線のコンセプトが明確になる、といったものがあります。アカウントの育成が必要なほかのSNSと異なり、コンテンツさえよければ1本目の動画でバズる可能性があるのです。

 

3.まだまだライバルが少ない

ある会社の調査によれば、「TikTokを観るだけ専門」のユーザーが93%であり、発信している人が少なく、いまならまだまだ市場はガラ空きと言えます。

 

4.アルゴリズム的に興味0の人にもアプローチできるSNS

TikTokのアルゴリズムは、まず100人ほどに動画が届き、その100人の評価がAIによって判断されるしくみになっています。評価は「いいね数」「コメント数」「シェア数」「プロフィールクリック率」「フォロー率」「視聴維持率」「視聴完了率」などによってなされ、重視されるポイントは定期的に変わります。

 

5.動画投稿で認知させ、ライブでファン化できる

最近のTikTokは、「ライブ」にも力を入れています。動画投稿で、まったくの新しい層に届く、「ゼロイチ」の認知拡大を行ったうえでライブを開催すれば、発信者とのコミュニケーションを主目的に訪れるので、濃いファンが拡大する可能性があります。

 

近々実装されると言われているTikTokショッピング(ライブコマース)をはじめ、TikTokライブには大きな可能性が感じられるのではないでしょうか。

 

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※本連載は秋山剛氏の著書『採用、集客にも効果絶大! 企業のSNS運用』(かざひの文庫)より一部を抜粋・再編集したものです。

集客にも採用にも効果絶大! 企業のSNS運用

集客にも採用にも効果絶大! 企業のSNS運用

秋山 剛

太陽出版

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