(※写真はイメージです/PIXTA)

山本翼氏の著書『電車で学ぶ英会話』より一部を抜粋・再編集し、「大人の英語学習」についてみていきます。

五感を使って「英語で学ぶ」方法

読者の中には現役の学生さんもおられるかと思いますが、ここでみなさん、学校での授業を思い出してください。普段の授業は、先生の発問や内容を聞く、質問に答えたり発表したりする、問題を読んだり音読したりする、板書の視写やノート、ワークシートなどを書くでしたよね?

 

つまり、授業は聞く・話す・読む・書くの融合体なのです。あまり意識していないかもしれませんが、五感を使って授業を受けていたことになります。故にイマージョン教育を受けている子どもたちは、五感を使っていろいろな事柄を英語で学び、そして触れているのです。

 

では英語に触れる方法ですが、身近にたくさんあります。英語で音楽を聴くことやカラオケで英語の歌を歌うことも立派に英語に触れています。

 

ネイティブの人と会話をすることは勿論、読み聞かせも効果的です。元JR東日本の車掌で英語車掌として知られている関大地さんは、子どもに英語の童話の読み聞かせをしていると著書で述べています。

 

実務的な話を含めると、英語の本や雑誌などを読むことや英文でメールを送ったり履歴書を書いたりすることも選択肢の一つです。

 

ただ、語学に触れるとは言いましたが、聞く・話す・読む・書くのどれか一つや二つに偏りすぎるのはよくないです。効果的に語学を習得するためにはバランスも必要になってきます。

 

スポーツでも筋肉の鍛え方にはやはりバランスが大事です。偏った鍛え方をしてもいいパフォーマンスは得られないのと同じですよね。語学もスポーツと鍛え方の考えは同じです。英語についても幅広く五感を使って触れていきましょう。

 

 

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山本 翼

 

2001年 大阪工業大学工学部 卒業

2006年 英国キングストン大学大学院 人文社会科学部 国際紛争コース 修了

高松琴平電気鉄道で車掌として勤務した経験を持つ他、教職課程を経て小学校や特別支援学校での教員経験も併せ持つ。

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『電車で学ぶ英会話』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

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