「富裕層」なら誰でも知ってる「投資の鉄板テクニック」が通用しない…の異常事態。米国経済で何が起きているのか

「富裕層」なら誰でも知ってる「投資の鉄板テクニック」が通用しない…の異常事態。米国経済で何が起きているのか
(画像はイメージです/PIXTA)

香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏(Wells Global Asset Management Limited, CEO)が「香港・中国市場の今」を解説していきます。

香港ハンセン指数は反落

ハンセン指数 20,429.46 pt (▲0.92%)
中国本土株指数 6,857.20 pt (▲0.83%)
レッドチップ指数 3,990.36 pt (▲0.17%)
売買代金1,105億1百万HK$(前日1,539億2百万HK$

 

2日の香港市場は前日に景気回復から大きく買われた反動で、ハンセン指数は安く寄り付いた。前日の金利高の影響などリスクの取りにくい環境となった半面、下値は底堅く前日比0.92%安で引けた。中国景況感の改善が支えとなっているとみられる。

 

ハイテク株で構成されるハンセンテック指数は前日比1.42%安と反落。前日に決算を発表した新興EVメーカーのNIO(9866)は13.2%安と大幅反落。22年の純利益の赤字幅が拡大したほか、売り上げ見通しが市場予想を下回ったことがネガティブに働いた。高性能データセンター開発の万国数拠(9698)は9.0%安、動画配信のビリビリ(9626)は7.8%安、電気自動車メーカーの小鵬汽車(9868)は5.0%安と下げた。

 

カジノ関連株も下落し、大手カジノの金沙中国(1928)は7.0%安、MGMチャイナ(2282)は5.1%安、金沙中国(1928)は4.9%安、カジノ運営サービスのマカオ・レジェンド(1680)は3.9%安だった。

 

一方、ハンセン指数の構成銘柄では海運大手の東方海外(0316)は6.7%高、ガラス大手の信義玻璃(0868)は4.4%高、電気工具メーカーの創科実業(0669)は3.8%高、医薬品の製造・販売の石薬集団(1093)は1.7%高だった。

 

中国本土株市場は上海総合指数は前日比0.05%安の3,310.65と3日ぶりの小幅反落、CSI300は同0.22%安の4,117.74で引けた。
 

 

長谷川 建一

Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>

 

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