「中国は日本のバブル崩壊の二の舞を演じている…」焼け石に水の大不況が一転。約10年ぶり「好景気の予感」のワケ

「中国は日本のバブル崩壊の二の舞を演じている…」焼け石に水の大不況が一転。約10年ぶり「好景気の予感」のワケ
(画像はイメージです/PIXTA)

香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏(Wells Global Asset Management Limited, CEO)が「香港・中国市場の今」を解説していきます。

香港ハンセン指数は7日ぶりの大幅反発

ハンセン指数 20,619.71 pt (+4.21%)
中国本土株指数 6,914.30 pt (+5.06%)
レッドチップ指数 3,997.13 pt (+3.63%)
売買代金1,539億2百万HK$(前日1,424億7百万HK$

 

1日の株式市場は中国経済の先行き見通しについて楽観的な見方が強まり、ハンセン指数は7日ぶりの大幅反発と1銘柄を除いて構成銘柄は全面高で引けた。

 

同指数は終日を通して上げ幅を拡大し、サポートラインとなる20,000ポイントを回復する展開となった。

 

IT・テック銘柄が全面高となりハイテク株で構成されるハンセンテック指数は前日比6.64%高と構成30銘柄が反発した。

 

ソフトウエア開発の明源雲集団(0909)は12.7%高、新興自動車メーカーのNIO(9866)は11.0%高、クラウドサービスの金蝶国際集団(0268)は10.7%高、電気自動車メーカーの小鵬汽車(9868)は9.6%高と大幅反発となった。

 

中国政府による更なる不動産支援の期待から不動産株で構成されるハンセン不動産指数は同5.54%高となった。

 

不動産開発の龍湖集団(0960)は9.6%高、不動産サービスの碧桂園服務(6098)は8.9%高、碧桂園(2007)は8.3%高となった。

 

主要銘柄も全面高となり、オンラインゲームの網易(9999)は8.4%高、保険大手の中国平安保険(2318)は7.9%高、インターネット検索の百度(9888)は7.6%高、テンセント(0700)は7.3%高、Eコマース大手のアリババ(9988)は6.2%高となった。

 

中国本土株市場は上海総合指数は前日比1.00%高の3,312.35と続伸、CSI300は同1.41%高の4,126.94で引けた。
 

 

長谷川 建一

Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>

 

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