故・エリザベス女王の葬儀、現地はまるで“プロレス会場”…イギリス人の「イメージと違いすぎる」国民性【元国連職員が暴露】

故・エリザベス女王の葬儀、現地はまるで“プロレス会場”…イギリス人の「イメージと違いすぎる」国民性【元国連職員が暴露】

昨年9月8日、イギリス国民に愛されていたエリザベス女王(エリザベス2世)が崩御しました。日本でもさかんに報じられ、さぞイギリス国内では神妙な空気が流れていたのだろう……と思いきや、そんなイメージとは「真逆」であったと、元国連職員の谷本真由美氏はいいます。日本では考えられない、王室に対するイギリス国民の「驚きの態度」についてみていきましょう。

王族との写真は「SNSのネタ」に

さすがに日本だったら皇室の人にキスをする人はいないでしょう。日本では有名人に対してもハグやキスをする人を見たことがありません。

 

スマホで撮影する人々の数はたいへん多く、おそらくこのイベントのあとで彼らは自分のSNSに王族との写真をアップするのでしょう。すなわち王族を見に行くのは「Instagram」や「TikTok」のネタにするためなのです。

 

大声で名前を呼ぶ人や歓声をあげる人、大笑いする人も多く、婆さんが死んだというのに、次の世継ぎのこれまた爺さんであるチャールズ三世が登場すると「フレー! フレー!」と大歓声で笑顔の大笑い。王室メンバーも一緒になって雄叫びをあげます。

 

「おいおい、婆さんの葬式だろう、お前ら」という感じですが、イギリス国民の普段のパーリーでの弾け方、飲み会で泥酔してパンツ丸出しの女が路上で寝る、女が駅のプラットフォームとか路上でパンツ脱いで立ちション、ゲロ吐きまくりのサラリーマンとか普段の行動を見ているとさもありなん。

 

葬儀というよりもプロレスの会場で猪木や馬場、ブッチャーに声援をあげるファンに近いものを感じ、昭和世代の感覚だとどうみても「猪木祭」そのもの。ハッキリいってこの会場にピッタリな音楽は「イノキ・ボンバイエ」です。たしかにケイト妃の顔を叩いている一般人もいたので、まさに猪木のビンタがさく裂!

 

そんな調子の中、私は一応ネタを探しに行くために電車に乗ってロンドンの中心に向かったのですが、この電車からしてすでにDQNの巣窟状態なのでした。

 

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本記事は、谷本真由美氏の著書『世界のニュースを日本人は何も知らない4(ワニブックスPLUS新書)』より一部を抜粋し、再編集したものです。

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