9浪、27歳早大合格「実績はあるか?」ネットで有名な受験サービスを鵜呑みにしてはいけない理由

9浪、27歳早大合格「実績はあるか?」ネットで有名な受験サービスを鵜呑みにしてはいけない理由
(※写真はイメージです/PIXTA)

SNSを使ったマーケティングで有名になった予備校や映像授業サービスは、今や予備校講師がタレント並みの人気を誇るまでになっています。9浪して27歳で早稲田大学に合格した濱井正吾氏が著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

同じ目的を持つ仲間と切磋琢磨する

▶「受験仲間」高校の友人と同じ塾や予備校を選ぶ/重要度★★★★☆

受験は団体戦という言葉があります。これは部分的に正しいと思いますが、基本的には個人戦です。

 

友達を作るのはいいことですし、支え合って目標に向かっていくのは本当に大事なことだと思います。私自身、高校時代の友人ではありませんが地元の予備校にいたため、5浪〜8浪目にかけて最寄りの高校の学生と仲良くすることができました。彼らと励まし合ったからこそ、勉強を続けてこられたことは間違いありません。

 

でも、大事な1年に古くからの友人と惰性で付き合うのはおすすめしません。

 

まず、同じ学校でも学力レベルや志望する大学・学部が違うので勉強の話の生産性が低くなります。また、お互い励まし合うといえども、レベルが違うと相手に自分の気持ちが伝わらずに疎外感が強くなります。

 

予備校のクラスで出会った、同じ大学や学部を志望する同じような学力レベルの人のほうが、話も合いますし、教え合いをして効率的に勉強できますし、悩みも共有できます。

 

私も最後の1年を過ごした塾の前に4年通った予備校は近くの高校の生徒ばかりでしたが、基本的には理系の学生が通う予備校で文系のノウハウがありませんでしたし、私よりも学力が高い学生ばかりだったので、自分が浮いている気がして、周囲が仲間の輪に入れてくれていてもどこか寂しい感情はぬぐえませんでした。

 

でも、最後の1年は予備校内で陰口を叩かれていたとはいえ、同じく早稲田大学を志望しており、同じくらいの学力の浪人生が大勢通っていました。だからこそ、テストの度に勝ったり負けたりしたことが私の闘争心に火をつけさせ、もっともっと勉強しなければと思えたのです。

 

だからこそ私は、高校の友人とは遠くで励まし合うくらいに抑えて、能力の近い、同じ目的を持つ仲間を新しい環境で作って切磋琢磨するべきだと思うのです。

 

濱井 正吾
9浪はまい

 

 

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本連載は濱井正吾氏の著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

浪人回避大全

浪人回避大全

濱井 正吾

日本能率協会マネジメントセンター

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