9浪、27歳早大合格「実績はあるか?」ネットで有名な受験サービスを鵜呑みにしてはいけない理由

9浪、27歳早大合格「実績はあるか?」ネットで有名な受験サービスを鵜呑みにしてはいけない理由
(※写真はイメージです/PIXTA)

SNSを使ったマーケティングで有名になった予備校や映像授業サービスは、今や予備校講師がタレント並みの人気を誇るまでになっています。9浪して27歳で早稲田大学に合格した濱井正吾氏が著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

急激に有名になったサービスの落とし穴

▶「SNS」SNSで有名なサービスを鵜呑みにする/重要度★★★☆☆

皆さんは私のような30代以上のおじさんが思っているよりはるかにインターネットに精通しています。今まで情報発信の王様と言えばテレビであり、雑誌であり、書籍でした。でもその様相はこの10年で激変しています。

 

動画配信サービスや文字発信サービスは大勢の大人が馬鹿にしていましたが、今や若い人で何も使っていない人はほぼいないでしょう。世はまさに大SNS時代なのです。

 

それに伴い、企業でもSNSを使ったマーケティングの重要性が注目され始めました。

 

YouTubeやTikTokでの動画発信を始めたり、TwitterやInstagramで投稿したり、どの企業も自社の製品やサービスのよさを伝えようと独自の角度からコンテンツを作っています。そしてその流れは予備校や映像授業配信サービスも例外ではありません。

 

時代に先んじてうまくネットを使った発信を取り入れ、有名になった予備校や映像授業サービスは、今や抱える予備校講師や予備校関係者がタレント並みの人気を誇るまでになりました。

 

しかし、ここで注意が必要なのは、そうしたマーケティングで急激に有名になったサービスには落とし穴があるということです。

 

それは、そのサービスを利用して受験に成功した事例・合格実績がまだ少ないということです。受験において一番大事な部分が、一番信憑性が薄いのです。時流に乗って成功したものは危うさもはらんでいますね。

 

有名だからといっていいコンテンツを提供しているかどうかは、過去からの信用や実績を元に慎重に判断するほうがいいでしょう。

 

これはなにも教育サービスに限ったことではなく、社会に出てから相手や企業を信用に足るかを判断する上でも重要な考え方だと思います。

 

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本連載は濱井正吾氏の著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

浪人回避大全

浪人回避大全

濱井 正吾

日本能率協会マネジメントセンター

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