「保険を見直しましょう」は要注意!1998年以前の予定利率2.75%以上のお宝保険の転換は大損の悲劇【FPが解説】 (※画像はイメージです/PIXTA)

「保険を見直しましょう」の営業には要注意。とくに、1998年以前に契約した保険は、予定利率が2.75%以上ありました。超低金利時代のいまからすると、お宝保険です。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏と横川由理氏が『NEWよい保険・悪い保険2023年版』(徳間書店)で解説します。

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自分に合った保険と無駄な保険の見分け方

■深く考えずに保険を決めてない?

 

マイホームは言うまでもなく、人生で一番大きな買い物です。購入するときはいくつもの物件へ足を運び、間取りや通勤時間、周囲の環境などを細かくチェックします。そして、価格は何よりも重要な問題です。

 

もっと身近な家電だって、いろいろなメーカーの製品を見比べ、価格を比較し、よりお得なものを選んでいるはずです。

 

では、生命保険はどうでしょう。20年、30年と払い続ける保険料を合計すると、かなりの金額になります。

 

ところが、マイホームに次いで高額な商品であるにもかかわらず、あまり比較検討をせずに加入しているケースが多いようです。

 

「比較なんて面倒くさい。どれに入ったって同じでしょ」
「このプランがお勧めですって言われたから」

 

こんなふうに無頓着に決めていませんか。

 

▶いまの保険契約、思い当たる項目をチェック

□営業員に言われるまま契約した。
□どんな内容か、正確に思い出せない。
□毎月払っている保険料を覚えていない。
□かなり昔に契約し、見直しをしていない。
□保険料の高いことが不満だ。
□保障内容が自分に合っているのかわからない。

 

上記に、いま契約している保険について、6項目の質問を用意しました。ひとつでも思い当たる項目があれば、保険の見直しをお勧めします。

 

なぜなら、その保険はあなたに合っていない可能性があるからです。もし、余分な保障がついていたら、その分の保険料を損しています。

 

■自分の保険は人任せにしない

 

実際、ムダな保険料を支払うような契約は多いものです。そこには、保険を販売する側と契約する側の立場の違いが、大きく関わっているのではないかと思います。

 

金融庁は保険営業についての要望を出していますが、契約する側もしっかりと見極める姿勢が大切です。

 

不要な保障がついている、必要以上の保障額を設定している、保険料が高い。こんな保険はムダが潜んでいます。

 

逆に、重要な保障が欠けていたり、額が不足していてもいけません。自分に合った保障の見つけ方、失敗しない保険選びのポイントを紹介していきましょう。

 

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    ファイナンシャルプランナー
    AFP
    日本年金学会会員

    大学卒業後、出版社に勤務。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年に「NEO企画」を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生みだす。お金のしくみ、保険のカラクリについての得する情報を発信している。

    著書には『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『かんたん!書き込み式 保険払いすぎ見直しBOOK』(河出書房新社)、『コワ~い保険の話』(宝島社)、『保険ぎらいは本当は正しい』(SBクリエイティブ)が、監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』などがある。

    【ホームページ:http://neo.my.coocan.jp/nagao/

    著者紹介

    FPエージェンシー代表
    CFP®
    MBA(会計&ファイナンス)
    日本証券アナリスト協会 認定アナリスト

    生命保険会社での勤務を通じて、買う立場の人が不利にならない説明をする人が必要だと痛感。ファイナンシャル・プランニングの教育業界に飛び込む。

    現在は、大学や企業、マネーセミナーの講師をはじめ、執筆など幅広く活動中。

    著書には『2022〜2023年版保険 こう選ぶのが正解!』(実務教育出版)、『大切な人を亡くしたあとのお金のこと手続きのこと』(河出書房新社)が、監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』などがある。

    【ホームページ:https://fp-agency.com/

    著者紹介

    連載忖度なし!プロが選ぶよい保険・悪い保険【2023年版】

    ※本連載は 長尾義弘氏、横川由理氏が監修した『NEWよい保険・悪い保険2023年版』(徳間書店)より一部を抜粋し、再編集したものです。

    NEWよい保険・悪い保険2023年版

    NEWよい保険・悪い保険2023年版

    長尾 義弘
    横川 由理

    徳間書店

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