(※写真はイメージです/PIXTA)

営業は人間関係です。お客様があなたから買いたいと思ってもらうために、どんな関係性をつくればよいのでしょうか。コンサルタントの酒井とし夫氏が著書『もっと成果を出すための 売れる営業のルール』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

【Jグランドの人気WEBセミナー】
税理士登壇!不動産投資による相続税対策のポイントとは?
<フルローン可>「新築マンション」×「相続税圧縮」を徹底解説

信頼される状態をつくる話の聞き方

■話を聞いてもらえるとわかることで、お客様は安心感を覚える

 

お客様と信頼関係を築くには、お客様に「この人は私の話をちゃんと聞いてくれる」と思ってもらうことが基本ルールです。

 

それには、「傾聴のスキル」を使います。傾聴とは文字どおり、相手の話すことに深く丁寧に耳を傾け、相手に肯定的な関心を示しながら目と耳と心で聴く態度です。「聴く」は「聞く」よりも、積極的、主体的、能動的です。

 

話している相手の感情、気持ち、気づき、メッセージを理解しようと能動的に耳を傾けることです。

 

「聴」という漢字には、「心」という文字が入っていますが、まさに心を込めて「聴く」ということです。

 

そして、傾聴の目的は相手に気持ちよく、たくさんの話をしてもらうことです。それには、次のことを顧客との対話の習慣にすることです。

 

①うなずき、相づちを打つ
②バックトラッキング(おうむ返し)をする
③名前を呼ぶ
④ペーシングやミラーリングをしながら聴く
⑤話を促す短い質問をする
⑥話を要約して返す

 

それぞれについて詳しく説明をしましょう。

 

①うなずき、相づちを打つ

 

うなずきが好感度を上げるのに効果的だとする実験結果があります。

 

北海道大学と山形大学の研究グループによる実験では、相手がうなずきながら話を聞いてくれると、話し手は嬉しくなって話が通じている気がするようになり、好感度のポイントが最大40%アップしたそうです。

 

②バックトラッキング(おうむ返し)をする

 

傾聴中にときおり、お客様の話し言葉を次のようにバックトラッキング(おうむ返し)すると、会話がポジティブになります。

 

お客様:「私は九州の熊本の生まれなんです」
あなた:「熊本のお生まれなのですね」

お客様:「昨日は久しぶりに会社の同僚と飲んで楽しい夜でした」
あなた:「昨日は同僚の方と飲まれていたのですね」

 

あなたがバックトラッキングすると、お客様は「うん」と小さくうなずきます。つまり、「この人は私の話をちゃんと聴いている」とお客様はあなたを無意識のうちに肯定していることになります。

 

《最新のDX動向・人気記事・セミナー情報をお届け!》
≫≫≫DXナビ メルマガ登録はこちら

次ページなぜ「名前を呼ばれる」と嬉しいのか

※本連載は酒井とし夫著『もっと成果を出すための 売れる営業のルール』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

もっと成果を出すための 売れる営業のルール

もっと成果を出すための 売れる営業のルール

酒井 とし夫

プレジデント社

営業成績のいい人とそうじゃない人の差は、じつは紙一重です。その紙一重の差とは、「売れる方法」を知っているかどうかです。 ①初対面での第一印象を良くする方法 ②信頼構築の工夫 ③お客様ニーズの把握法 ④実践的セー…

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録