(※写真はイメージです/PIXTA)

アパート経営をする際の「管理会社選び」は非常に重要です。物件のスペックは悪くないのに入居が付かない、管理会社からの家賃の振り込みが遅い、管理物件の報告や連絡がない場合などは、賃貸管理会社の職務怠慢が疑われます。管理会社のためにアパート経営が不振となることを防ぐため、管理会社を選ぶ際のポイントを4つに絞って解説します。

管理会社選びで失敗すると…

アパートを経営する際は管理会社に依頼する方法が一般的です。現在、日本には多数のアパートの管理会社が存在します。管理会社によって管理項目や料金が異なりますが、どこを選べばよいかわからないという人もいるでしょう。まずは、管理会社選びで失敗してしまう理由を確認していきます。

 

管理会社選びに失敗してしまう多い理由は以下の2点です。

 

・知名度の高い会社をよく調べずに選んだ

 

・調査や比較をせずに選んだ

 

知名度の高い会社をよく調べずに選んだ

管理会社には誰でも名前を聞いたことがあるほどの大手企業もあります。サービス内容をよく調べずに「知名度が高いから安心」と思い込んで選んでしまうケースも少なくありません。

 

大手管理会社によくあるデメリットは次の2つです。ひとつ目は、自社で入居者をみつけてくるのではなく、他社に入居者探しを任せていることが多いことです。この場合、大手管理会社は入居者を案内しておらず、入居者情報が書面でしかわからないため、もしトラブルを起こす人が入居してしまったときは、後々大変な思いをすることがあります。

 

もうひとつは担当者の入れ替わりが多いことです。大手管理会社は、人事異動で全国転勤するケースも少なくなく、担当者の入れ替わりが多いのが特徴です。数年やり取りして折角気心が知れてきたのに、担当者が変わるとイチからいろいろと話をしなければならないことはデメリットといえます。

 

しかし、知名度が高い大手管理会社に依頼すると、管理戸数が多いため豊富な実績によるサービスの質が高いというメリットがあります。また、全国展開しているため、ネットワークがあることも有利に働きます。県外からの転勤の方の紹介を受けられるようなケースもあるでしょう。メリットとデメリットを両方見極め、事前に下調べをしっかりと行うことが重要です。

 

調査や比較をせずに選んだ

管理会社の調査や比較を入念にすることは、失敗を避けるうえで最も気を付けたほうがよいことといえます。調査や比較をせずに選ぶと、管理費が高い管理会社を選んでしまうリスクがあります。管理会社の多さから、選ぶことが面倒になってしまい、自宅の近所や知り合いが運営している管理会社を選ぶという人も少なくありません。

 

しかし、複数の管理会社を比較することで、よりよい料金やサービスの管理会社に依頼できます。依頼したあとに「こっちの会社のほうが安くてサービスの質も高かった」と後悔しないためにも、複数の管理会社を事前に調査および比較しましょう。

 

管理会社選びに失敗すると余計な費用が掛かるだけでなく、アパート経営が不振になり、最悪の場合経営が続けられなくなります。管理会社選びで失敗の多い理由を把握し、同じ失敗をしないように注意しましょう。

 

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本記事は『アパート経営オンライン』内記事を一部抜粋、再編集したものです。

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