既存のプラットフォームを利用するメリット
アフィリエイト広告以外にも、「文章を書く」と「稼ぐ」をつなぐ方法はたくさんあります。たとえば、ブログサービスの「note」では、ブログ記事を有料で販売することができます。
私もnoteに有料の継続課金マガジンを作り、有料コンテンツの公開を続けています。
noteでは、記事の途中までを無料で読んでもらい、後半を有料にすることができるので、前半を呼んでもらって気に入った人が料金を支払うという形も可能です。
1記事あたり100円~10,000円まで価格設定が可能です。毎月500円のプレミアム料金を支払うと、私のような継続課金マガジンを設定できるようになるほか、有料記事の価格設定が50,000 円までに上限がアップします。
有料記事は売り上げの10%(継続課金マガジンは20%)がnote の手数料となり、残りの90%が著者の売り上げとなる点にも注目です。書籍の場合の印税は、著者が8~10%で残りが出版社という比率が一般的です。
しかし、noteの場合は90%が著者の収入になるので、書籍出版の10倍となります。
たとえば、印税率10%で1,500円の書籍が10,000部売れると、著者への印税は150 万円となりますが、note の場合1,000回売れると150万円となるわけです。
書籍の原稿は10万字程度必要なのに対して、noteの記事なら2~3万文字もあれば十分と考えると、費用対効果は高いと考えられるかもしれません。
ただし、noteの場合、出版社のように広告・宣伝をして販売の後押しをしてくれませんので、自力で売る必要が出ます。
ほかにも、アマゾンでKindle 出版を自分だけで行うことが可能です。
Kindle Direct Publishing(KDP)という手法を使うことで、誰の手も借りずに電子書籍を出版することが可能となります。KDPの仕組みと価格について詳細な説明は割愛しますが、KDPの強みはKindle Unlimitedに入れることで多くの人に読んでもらえる可能性が出ることと、Amazonの検索に引っかかるような魅力的なタイトルにすれば、検索結果から読んでもらえる可能性も高いことなどが挙げられます。
「文章を書くのが好き」な人が、いきなり「商業出版」に至るのにはハードルが高いかと思います。コツコツブログを書きアフィリエイト広告で少しずつ稼ぎ、noteやKDPなども活用してマネタイズをしつつ、商業出版ができるような実力をつけていくことで、やがては「書く」で「稼ぐ」の王者ともいえる、商業出版に到達できるのではないかと思います。