「YouTube」に「編集」も「演出」もいらない
起業家が行うべき情報発信全部戦略において、動画メディアの重要性は年々増す一方です。
動画メディアの代表格といえば、なんといっても「YouTube」です。
10代、20代の人たちを中心に、文字媒体には触れず、YouTubeだけを見ている層も増えています。また、多くの若者たちはマスメディアの情報を一切無視しており、個人メディアからの発信で情報収集をしています。
私も含め、テレビも新聞も一切見ないという人が年々増えているのです。
YouTubeチャンネルを開設するといっても、人気ユーチューバーのように膨大な人数のチャンネル登録者を求める必要はありません。YouTubeチャンネルはあなたのブログの動画版、と考えてください。
ブログに書いた記事を動画で解説すれば良いのです。
文字媒体に書くときと、動画で口頭で話すときで、おのずから内容は変わってきます。
ブログとYouTube、それぞれにお互いのURLをリンクして、クロス戦略を取るのです。YouTubeは他のSNSと違い、始めるのにハードルがあります。
YouTubeは「見ているだけの人」と「発信している人」の人数の差が一番大きい個人メディアです。「見ているだけの人」が圧倒的に多いわけです。だからこそ、起業家は自らのメッセージをYouTubeで発信する価値があるわけです。
YouTubeチャンネルを開設し発信するときに、もっとも大切なことは、人気ユーチューバーのように凝った編集をしようとしないことです。テロップや効果音、BGM等を入れ、面白おかしく作ろうとすれば、膨大な編集時間がかかります。
エンタメ要素を多く含むなら、それらの編集も必要かもしれませんが、コンテンツ、つまりメッセージを伝えたいなら、編集は不要です。凝った編集はしない代わりに、毎日短い動画を公開し続けましょう。
私が独立したときに「勝間塾」で大変お世話になった勝間和代さん、上念司さんのおふたりは、それぞれYouTubeでの情報発信を積極的にされていますが、おふたりとも動画の編集は一切されていません。
スマホの画面を動画に写すときも、スイッチャーなどは使わず、そのままカメラの前にスマホをかざして映すなど、徹底的に手間を省いています。
オンラインでゲストと対談する動画のときも、ノートパソコンをカメラの前に置き、ゲストはノートパソコンの画面越しに話し、音声もパソコンのスピーカーから出したものをカメラで拾って収録しています。
「YouTube動画は凝った編集をしなければ見てもらえない」という概念をなくすことができると思いますので、ぜひおふたりの動画を参照してみてください。
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