Googleのアルゴリズム変更によりするべきことが変わった?
起業家が情報発信をしていく上で必ず知っておくべき大きな環境の変化があります。
それはここ数年で推し進められているGoogleのアルゴリズム変更です。
Googleのアルゴリズム変更で、ブログ運営者がやるべきことが変化しつつあるのです。
Googleの検索結果に自分のブログを上位表示させるための手法をSEO(検索エンジン最適化)と呼びます。正しく努力して自分のブログやサイトが上位表示されるべきですが、残念ながらSEOの歴史はGoogleと不正なやり方で自分のページを上位表示させようとする人々の戦いの歴史でもありました。
かつてのGoogleは、そのサイトを誰が運営しているかは重視しておらず、記事がキーワードを含んでいるかどうかを優先的に判断していました。
また、その記事を運営しているドメイン(aaa.comやbcd.jpなど)が、どれぐらいアクセスされているか、特定の記事がどれぐらい読まれているかなどを判断材料にしていました。そのため、まったく無名のブログでも、ニッチなキーワードを組み合わせることにより上位表示がされることが多かったのです。
ところが、このGoogleのアルゴリズムを悪用する人が後を断ちませんでした。
キーワードの使い方さえ押さえれば、上位表示できるため、キーワードだけが入っていて中身のない品質が悪いサイトが続々と上位表示されるようになってしまったのです。
特に問題になったのが、医療関係のポータルサイトが、医学の知識がないライターに低価格で書かせた記事が大量に上位表示されたことでした。
医学の知識がないライターが書いた記事には誤った情報が掲載されており、読んだ人たちが間違った認識をして病院に相談するケースなどが多発して社会問題化しました。結局そのサイトは閉鎖されたのですが、誤った情報かどうかを精査することなく検索結果に上位表示させていたGoogleの姿勢も問題視されることになりました。
その結果Googleはキーワードやドメインへのアクセス数などよりも、「誰がその記事を書いているのか」「サイトの運営者は信頼性が高いかどうか」「専門性がある人のサイトかどうか」などを重視するようにアルゴリズムを変更したのです。
このアルゴリズム変更は大半のユーザーにとっては歓迎すべきことです。
専門性、信頼性の高いサイトが上位表示されるようになったのですから。
しかし、ブログやサイトを運営する側からすると、歓迎できる部分と対策を講じる必要が出てきた部分があります。
あなたのブログをGoogleの検索結果で上位表示させるためには、あなたが何者で、どの分野で専門性を持っていて強みがあるのかをブログ上で明確にする必要があります。
また、社会的にどのような立場で、どのような形で信頼性を有しているかも明らかになっていることが大切です。裏を返すと、専門性がなく、社会的立場や地位が明確になっていない人のブログは上位表示されにくくなった、ということです。
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