「60歳」で社長は引退するべきか?
3人のワンマン社長のケースを見てみましたが、孫氏の復帰劇の際、永守氏と柳井氏もコメントをしています。以下にご紹介したいと思います。以下、C-NET Japanの記事より。
こう見ると、各者の引退に対する見解が見えて面白いですね。
社長の引退年齢は?
東京商工リサーチのデータによりますと、2021年の社長の平均年齢は、調査を開始した2009年以降、最高の62.77歳(前年62.49歳)だったそうです。少し前の時代であれば、会社員はすでに定年退職している年齢です。それが、社長の場合には”平均で”62.77歳ですから、社長の高齢化はかなり進んでいるといえるでしょう。
高齢になっても引退しない社長は業績悪化を招く?
社長の高齢は、日本全体の高齢化と当然ながら比例しているものです。人の寿命は延び、人生100年時代といわれています。そのため、働けるうちはいつまでも現役でいたい、という社長もいいでしょう。
一方、同じく東京商工リサーチのデータによりますと、以下のとおり社長の高齢化に伴い、業績悪化が進む傾向がみられるという悲しい事実もあります。
・赤字企業も70代以上が24.0%で最も高く、60代も23.2%
こうなってしまう理由は、イノベーションへの取り組みが弱く、成功体験に囚われやすいこと、また、長期ビジョンを描きにくく、設備投資や経営改善に消極的になる傾向があるとのことです。
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