管理職の2つの役割
管理職の役割とは、
1.基準どおりに業務が行われるように「コントロール」すること
2.自部門の目標を達成するために「マネジメント」すること
の2つです。個人事業を超えて成熟企業へステップアップするには、管理職がこの役割を果たすようにようにすることが欠かせません。
そもそも「管理職」とは?
まず、管理職とはどのようなポジションを意味するのかというと、店舗ビジネスであれば店長クラスから、一般には部下を持つ課長あたりからになります。
会社の成長ステージに合わせて考えてみると、図表1のようになります。創業者が個人事業としてスタートし、そこから徐々に創業者個人に経営が依存する状態から抜け出す際に、管理職が大きな役割を果たすわけです。逆に、管理職が機能しなければ、会社経営はいつまでも経営者に依存し、非常にリスクの高い経営状態になります。
多くの企業で管理職が機能しないワケ
では管理職の役割とは一体なんなのか? 経営者も、管理職自身も、その理解ができている人は少ないのではないでしょうか。
世の中一般的には、管理職は部下の話を聞き、「彼らの力を活かさないといけない問題を解決することが大切だ」「経営陣と現場との橋渡しをしないといけない部下に仕事を委任して成長させないといけない」等々、たくさんの役割が解説されています。このように、「管理職の役割についてさまざまな意見があることが、そもそも管理職が機能しない理由」なのです。
経営者が考える管理職の役割と、管理職自身が考える管理職の役割、そして、その部下が考える管理職の役割が異なってしまえば、もう八方ふさがりです。勘と経験で仕事をするしかありません。先ほど、管理職の役割とは、基準どおりに業務が行われるように「コントロール」することと、自部門の目標を達成するために「マネジメント」することと前述しましたが、これについてより詳しく見てみましょう。
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