通信回線状況
会話のタイムラグや機材トラブルが発生しやすい
オンライン化をする際に必ずついて回る問題が、ネット環境の話です。総務省の発表では、日本の個人のインターネット普及率は2019年で約90%なので、ほとんどの人がパソコンやスマートフォンを使ってインターネットを利用しています。それでもタイムラグが発生したり、機材トラブルは避けられません。
これに関しては、事前確認するしかありません。自社のインターネット環境が通常はどのような状態にあるか、さらに会社説明会を社内デモンストレーションで実施して、問題がないか事前確認しておくのです。
何かトラブルが起きたときのために、必要なスライドデータを入れた予備のパソコンも用意しておくことをお勧めします。
また、オンラインでの開催に慣れるまでは、タイムスケジュールをパンパンにせず、10~20%の予備時間を確保しておいたほうがよいでしょう。想定外のトラブルが起こった際も対応できますし、予定通りに終われば時間を浮かせることができるからです。
動画を配信する場合でも、画面がスムーズに表示されるか、事前にテストを実施しましょう。動画の場合、容量の調整で動きがカクカクするのを解消できます。
きちんと見られる・読める範囲であれば、多少の画質を犠牲にしても、圧縮を行うことでスムーズな動画配信が可能になります。
実際に弊社では、8分26秒の動画を961MBのサイズで配信したらカクカクになってしまいましたが、その反省を活かし80分の動画でも361MBに圧縮したらスムーズに配信できました。
同時に、参加者に対しても事前に「パソコンを使用してもらうこと(スマホでは容量制限があったりするため)」や「自宅などのネット環境の良いところを利用してもらうこと(外部では使用制限があったりするため)」、「スマホを使用するのであれば、残りの利用可能容量を確認してもらうこと」などを事前に通知しておきましょう。
また、必要な動画はYouTubeにアップをしておいて、イベントの前か、後に個別に見てもらう形式をとれば、よりリスク削減が可能です。
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