(※写真はイメージです/PIXTA)

社会生活において「同調圧力」と無縁でいられる人はほとんどいません。他者からの同調圧力に苦しむ人が多いのはもちろん、自分自身、無意識のうちに同調圧力に加担してしまうことさえあります。本連載では、心理カウンセラーの大嶋信頼氏が、著書『誰にも嫌われずに同調圧力をサラリとかわす方法』より、同調圧力の正体と、上手に受け流すコツや考え方について解説します。

「同調圧力」は、自分ができていないことの裏返し

では、なぜ世の中は同調圧力に満ちあふれているのか。

 

それは、相手の過ちを見ていたほうが、自分の幼さを見る必要がなくなるからです。

 

相手の幼さばかりを見て怒っていれば、自分自身が成長していないことには目を向けずに済みますよね。

 

でもこれこそが、“大人”として自立していない、自分自身の言動に責任をとっていない、ということなのです。

 

ですから、自分の心の内側に注目してみましょう。

 

「あの人は間違っている!」と同調圧力チルドレンになってしまっているときに、自分の心を見つめてみてください。

 

すると、「あ! 人の悪いところを指摘することで、代わりに安心を得ていたんだ!」「実は、自分の中に見たくないものがいっぱいあるのかも……」ということが、わかってきます。

 

考えてみれば、本当に自分のやるべきことで一生懸命な“大人”というのは、自分の人生そのものに対して果たすべき責任で精いっぱいですから、他人に干渉しているヒマなんてきっとありませんよね。

 

つまり、同調圧力に翻弄(ほんろう)されているということは、“子ども”のままで見ないようにしてきた、果たせていない責任がたくさんある、ということでもあるのです。「自分にはできていないことがたくさんある」ということを見たくない、と思ってしまうのは、同調圧力に流されてしまって“子ども化”しているから。

 

だから、「いま、自分は同調圧力チルドレンになっている」と認めてみると、自分自身が本当にやるべきことに再び目がいくようになります。

 

流されずに「自分が本当にやりたかったことをやってみる」と決めると、しっかりと自分の足で立ち、同調圧力とも無縁な“大人”になっていけるのです。

 

 

大嶋 信頼

株式会社インサイト・カウンセリング

代表取締役

 

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