授業がないとき電車の中で勉強する
▶「移動時間」公共交通機関の移動の際にボーッとする/需要度★★☆☆☆
「農家の子が学者になった」
全国各所にこうした言い伝えが残るように、明治維新以降、近代的な学問制度の整備により、貧しい家庭も学問さえ積めば下剋上できるようになりました。
現代でも、地方から都心部の高校や予備校に通い、志望校合格に向けて努力している受験生は大勢いるでしょう。しかし、その長い通学時間を無為に過ごしていませんか。
仮に電車で片道1時間の学校に通っているのであれば、往復にすると毎日2時間の損失になります。これを単なるロスで片付けてはいけません。生かせばむしろ大幅に効率を上げられます。
私は環境が変わることそれ自体が気分転換だと思う人間でしたので、授業がない日はたまに電車の中で勉強をする日を設けていました。阪急電車に乗り込み、大阪や京都まで行って、そこのカフェで勉強してまた同じルートで帰宅する。そんな勉強生活を送っていました。
最後の9浪目も、毎日予備校までの往復バスの30分間を集中して暗記に費やしていました。座席に座れないときは吊り革と参考書を持って、背伸びして読んでいました。そこまでする必要あるのかと思われるかもしれませんが、人の目に触れる環境と時間の制限が、集中を余儀なくさせたのです。
スペースが限られるのでアウトプットには不適ですが、インプットはむしろ周囲の景色と関連づけられることもあるので効率が上がるはずです。無駄になりがちな通学時間を、自身だけのインプット強化勉強時間に変えてしまいましょう。
濱井 正吾
9浪はまい
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