部下の自己肯定感が爆上がり…「頼られる上司」がやっている“2通りのほめ方” (※写真はイメージです/PIXTA)

人は誰しも「周りから認められたい、褒められたい」という思いを持っています。これが満たされると自己肯定感が高まり、仕事などにも良い影響を与えますが、日本人は「認める」「褒める」が苦手な国民性を持っているようだと、大学野球日本代表も経験した異色の経営コンサルタント、中田仁之氏はいいます。では、上司として部下の自己肯定感を高め、良いパフォーマンスを発揮させるにはどうすればよいのでしょうか。みていきます。

【4/13(木)無料Webセミナー】

《Web担当者必見》
売上UPに繋がるリード獲得&育成術
出版社発のWebコンテンツ作り×メールマーケティング

成果を上げるため…「部下のセルフイメージ」を高める

あなたの部下はセルフイメージが高いですか? それとも低いでしょうか? セルフイメージとは「自己肯定感」とも言われます。

 

セルフイメージが高い人はプライドを満たしてもらっている人です。リーダーや家族から認めてもらえる、褒めてもらえることで、自分のプライドが満たされます。すなわち、自分を信じること=自信が満ちてくるのです。

 

自信を持って取り組んでいると、少々の困難なら気づかないうちに解決できます。中程度の困難に対しては粘りが生まれますし、かなりの困難に対しては立ち向かう勇気が湧いてきます。

 

日本人はどうもこの「認める」「褒める」が苦手な国民性を持っているようです。ある調査によると、親から認められていると感じている日本の高校生は約3割しかいないそうで、アメリカの3分の1、韓国の半分以下という数字が出ています。

 

リーダーであるあなたも、経営者や上司から認められたい、褒められたいという思いは当然おありだと思います。

 

アブラハム・マズローという「人間性生理学」の第一人者が提唱した『欲求5段階説』というものがあります。人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求を欲するとされる考え方です。

 

あなた自身、あるいはあなたの部下を思い浮かべながら読んでみて下さい。第1階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)。この欲求がある程度満たされると次の階層「安全欲求」を求めるようになります。

 

第2階層の「安全欲求」には、危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。この「安全欲求」が満たされると、次の第3階層である「社会的欲求(帰属欲求)」(集団に属したり、仲間がほしくなったり)を求めるようになります。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなると言われます。

 

ここまでの欲求は、外的に満たされたいという思いから出てくる欲求(低次の欲求)で、これ以降は内的な心を満たしたいという欲求(高次の欲求)に変わります。

 

「社会的欲求」の次に芽生える欲求は、第4階層である「尊厳欲求(承認欲求)」(他者から認められたい、尊敬されたい)です。そしてその「尊厳欲求」が満たされると、最後の第5階層「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)が生まれます。

 

この中で、リーダーであるあなたが部下に対して必要とされる出番はどの階層でしょう?

 

【4/13(木)無料Webセミナー】

《Web担当者必見》
売上UPに繋がるリード獲得&育成術
出版社発のWebコンテンツ作り×メールマーケティング

あなたにオススメのセミナー

    株式会社S.K.Y.代表取締役/中小企業診断士
    株式会社A.B.United代表取締役
    内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」会員
    2025大阪・関西万博共創パートナー

    1969年大阪生まれ。

    幼少期より野球一筋、関西大学在学時には体育会準硬式野球部に所属、大学選抜メンバーに選出され海外遠征を経験。「JAPAN」のユニフォームに袖を通し、海外で君が代を歌うという経験を持つ。

    卒業後、大日本印刷株式会社に入社、コンサルティング営業として20年間活躍後、2012年2月に株式会社S.K.Y.を設立。

    「大好きな人に本気の応援を提供する」という企業理念を掲げ、上場企業から個人事業主まで幅広い顧客層を持つ。主な事業は販売促進に関するプロデュース業及び営業力強化・人材育成等のコンサルティング、さらに経営者やリーダー向けのビジネス講座を東京・大阪で主宰、企業からの講演依頼やリーダー育成プロジェクトの開発などの依頼が殺到している。

    2020年5月、アスリートのネクストキャリアを支援する「日本営業大学(現Athletes Business United®︎)」という日本初のアスリートに特化した教育機関を設立、元プロ野球選手やJリーガーほかさまざまな競技に取り組む現役選手や引退した元アスリートから大学生まで、のべ300名のアスリートに対しビジネス教育を提供。就職や起業、地方創生や就農など1人ひとりに合ったネクストキャリアをプロデュースしている。

    主な著書に、『困った部下が最高の戦力に化けるすごい共感マネジメント』(2018年株式会社ユサブル)。発売直後に重版となりロングセラーに。台湾、中国でも翻訳・出版された。

    著者紹介

    連載大学野球日本代表も経験した異色の経営コンサルタントが伝授!売上を伸ばす「最強チーム」のつくり方

    ※本連載は中田仁之氏の著書『困った部下が最強の戦力に化ける すごい共感マネジメント』(ユサブル)より一部を抜粋し、再構成したものです。

    困った部下が最高の戦力に化けるすごい共感マネジメント

    困った部下が最高の戦力に化けるすごい共感マネジメント

    中田 仁之

    株式会社ユサブル

    困った部下(=指示待ち族、指示に従わない、手を抜く)にお困りのリーダーは経営者や管理職を問わず非常に多いようです。 ある「5つのメソッド」を念頭に、リーダーとしての「姿勢」をもう一度見直してみてみることで、あ…

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    登録していただいた方の中から
    毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
    TOPへ