(※写真はイメージです/PIXTA)

重要なのは努力する量ではなく、その努力の質を上げて、効率の良い努力をすることが大事です。ちょっとした工夫であなたの1時間が2時間にも3時間にもなります。現役の東大生の永田耕作氏が著書『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

仕事に活用できる効率アップフレームワーク

■効率アップフレームワーク「ケーススタディ」

▶小テストの対策について考える

前ページで紹介した効率アップフレームワークで、休み明けの小テストの対策について考えてみるとこちらのようになります。

 

同じ1時間の勉強でも、人によって行える量は大きく変わってきます。

 

例えば僕の場合であれば、数学は得意で、特に計算はかなり素早く行えるため、計算系の単元の問題集は1時間でかなりのページ数進めることができます。しかし、苦手な英語は2時間3時間かけてもなかなか進めることができません。

 

このように、人それぞれ勉強のペースがあると思います。大事になるのは、自分がどれだけの時間でどのくらい勉強できるかを把握することです。

 

最終的な理想は、このフレームワークを進めていく上で、同じ時間でできる問題量が増えていくことです。それを目指して、時間目標を日々設定していきましょう。

 

出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。
出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。

 

▶やるべき仕事の効率について考える

もちろんこの効率アップフレームワークは仕事にも活用できます。というよりも、仕事にこそ有効なものなのではないかと思います。

 

この例にも「雑務」とありますが、仕事は勉強よりもさらに細々とした整理しがたい業務が増えてきます。仕事が増えれば増えるほど、1つ1つの仕事の時間を管理して勤務時間内に終わらせられるタスクを増やすことが重要になります。

 

このフレームワークを活用し、時間効率をそれぞれ見ていくことで、円滑にタスクを進められるようにしましょう。

 

出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。
出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。

 

▶就職活動でやるべきことの効率について考える

さて続いては、就職活動でこの効率アップフレームワークを活用してみましょう。就活と一言で言っても、企業研究をしたり、履歴書やエントリーシートを書いたり、面接の準備をしたりとやることはさまざまあるため、それらを分解して達成効率を1つ1つ見ていくことはとても大事になります。

 

それぞれのタスクについて、どのように行えば短時間で進めることができるのか。あるいは、ミスなく遂行できるのか。「効率化」を常に考えることで、限られた時間で多くの物事をこなせるようにしましょう。

 

出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。
出典)永田耕作著『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より。

 

永田 耕作
現役東大生

 

 

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本連載は永田耕作氏の著書『東大生の考え型 「まとまらない考え」に道筋が見える』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

東大生の考え型「まとまらない考え」に道筋が見える

東大生の考え型「まとまらない考え」に道筋が見える

永田 耕作

日本能率協会マネジメントセンター

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