(※写真はイメージです/PIXTA)

今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが「起業」することです。35歳で独立して「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。

 

起業するなら「ひとり社長」をおすすめする理由

なぜ私が起業をすすめるのか、それも「ひとり社長」をすすめるのかをお話します。

 

いまだに起業家というと、「倒産するリスクにいつもさらされている」「収入が減ってしまうのではないか?」「商品の仕入れや売れ残った在庫がシビアな問題としてのしかかってくるのではないか?」「店舗や事務所の家賃の支払いでいつも四苦八苦するのではないか?」などと言われます。

 

たしかに、店舗型のビジネスで独立する場合、たとえばフランチャイズビジネスなどは在庫を仕入れて売れなかったときのリスクなどがあります。まず仕入れをする関係でお金が出て行き、キャッシュフロー的にも厳しいです。

 

そして、仲間と一緒に事業を立ち上げた場合も、ある程度の立地の場所にオフィスを構えなければならないかもしれません。もちろん人件費もかかります。

 

それらのランニングコストを考え、まして売上が順調に立たなかった場合のことを考えると、不安になる気持ちもよく分かります。

 

私がいいたいのはそういう起業ではなく、1人で会社を立ち上げて、社長になる「ひとり起業」です。

 

そして売る物はあなたの「スキル」です

 

私はセミナー講師をやっていたので、「セミナーの仕方」をノウハウとして売っていましたが、このように、あなたが社会人として、培ったノウハウを売るというビジネスです。

 

事務所はシェアオフィスや自宅で問題ありません。自宅の場合には、水道光熱費なども経費として計上できます。そして売るのはあなたのノウハウ。

 

たとえば、あなたが編集者であれば、本を書くときの企画書の書き方や、文章の書き方、出版社の見分け方、そういうノウハウを本を出版したい人に教えるのです。まさに「コンサルタント業務」です。

 

先ほどお話しした「培ったノウハウを売る」ということは、お客様にコンサルをするということです。

 

コンサルタントであれば、コンテンツを売るのですから売上を上げるために商品の仕入れをする必要はありませんし、売れずに、在庫がたまっていく心配もないのです。

 

何よりあなたの経験や知識を売れるということが嬉しくないですか?

 

世の中にはあなたのノウハウを欲している人がたくさんいて、その方々に教えることで、感謝の輪がつながっていく。それがひとり起業家でコンサルタントになるということなのです。

 

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