今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが、自分がもつノウハウを売る「コンサルタント」として「起業」することです。35歳で独立して「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。
「ひとり社長」の自己紹介は「肩書+名前」をセットで
私は名刺交換の際に「出版コンサルタント」もしくは「出版プロデューサー」の松尾昭仁です、と名乗っています。「肩書」と「名前」をセットでいうことで相手に「松尾昭仁がどんな仕事をしているのか」クリアに理解してもらうためです。
たったこれだけで、出版をしたい人は向こうから声をかけてくれるようになります。
しかし、あまりこれをやっている人を見かけることはありません。
会社員であれば、そのようなことをいちいち伝えなくても、企業の名前であなたが何を仕事とする人か先方が勝手に理解してくれます。
ところが、独立したのなら、「肩書」がないと、あなたが何屋(何の専門家)なのか誰にも分かりません。こうした事態を避けるためにも最初に肩書を言いましょう。
ホームページにはあなたのコンサルノウハウを掲載する
SNSや広告掲載、口コミ、交換した名刺からあなたを知ったお客様が、次にすることは何でしょうか?
あなたに興味を持ったお客様は、あなたのホームぺージを必ずといって良いほど確認してくるでしょう。
もし、あなたの名前で検索して行き当たる情報がなければ、興味を無くして、調べることをやめてしまうでしょう。
こう考えると、ホームページの重要性が見えてきませんか?
たとえば、あなたが本を出版したとして、SNSでDMを送ったり、メールで連絡をするというのは、心理的ハードルが高いでしょう。
これが、ホームページを介することで「ワンクッション」はいることになります。ホームページには、あなたの事業に関する情報が事細かに載っているので、時間をかけてホームページを閲覧してくれるでしょう。
ですから、ホームページには、無料であなたのノウハウをたくさん掲載して下さい。そうすることでお気に入りやブックマークに入れてくれるかもしれません。
こんな時代ですから、SNSで情報も発信してくれる可能性もあります。
ネクストサービス株式会社
代表取締役
士業や各種コンサルタント、起業家を商業出版やメディア露出で支援する戦略プロデューサー兼、コンサルタント。祖父は戦前、満州にて百貨店、自動車販売会社を経営。父は45年続く建設会社の創業社長という起業家の家系に育つ。大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経てコンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万2000人超え。
著作は28冊。中国、韓国、台湾、タイでも翻訳出版されている。出版プロデュース実績は300冊越え。クライアントは医師、弁護士、税理士、政治家、会社経営者、自営業者、公務員、会社員、主婦、フリーターなど幅広い。
京都女子大学などの高等教育機関、東京商工会議所をはじめとする各種団体、リクルート社、明治安田生命、SMBCコンサルティングなどの民間企業より、講演、セミナー、研修依頼を受ける講師であり、テレビ、ラジオ、新聞、ネット媒体隊からの取材も多い起業家。
趣味はラン&ラーメン。ラン(ジョギング)は月間100キロ走が目標。ラーメンは年回100杯食す。2019年12月ハワイホノルルフルマラソン(42.195km)完走。
『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』(集英社)、『誰でもビジネス書の著者になれる!出版の教科書』(秀和システム)、『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』(日本実業出版社)、『ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法』(自由国民社)など。
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連載ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法