11月7日から受付開始の補助金!DX・デジタル化にも活用できる「ものづくり補助金(一般型)」とは?

11月7日から受付開始の補助金!DX・デジタル化にも活用できる「ものづくり補助金(一般型)」とは?
(※画像はイメージです/PIXTA)

2022年11月7日より、「ものづくり補助金」(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)の「一般型」の第13次公募の申請受付が始まっています。締切は2022年12月22日(木)17:00です。製造業だけでなく、多くの企業が対象となっています。また、今回は重要な変更点があります。そこで、今回の公募の内容について、どのようなものなのか解説します。

商業・サービス業も利用できる

ものづくり補助金は、正しくは「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といいます。製造業だけでなく、商業、サービス業を広く対象としています。

 

「一般型」の場合、以下の3つのいずれかのための設備投資を行うことが要件とされています。

 

・革新的なサービスの開発

・新商品(試作品)の開発

・生産プロセスの改善

 

「13次公募」における重要な2つの変更点

2022年11月7日に公募開始した13次公募においては、重要な変更点が2つあります。それぞれについて説明します。

 

◆3つの「枠」の新設

ものづくり補助金「一般型」には、全部で以下の4つの枠があります。

 

通常枠

回復型賃上げ・雇用拡大枠:業況が厳しいながらも賃上げ・雇用拡大に取り組む事業者

デジタル枠:DX(デジタルトランスフォーメーション)、デジタル技術の活用等に取り組む事業者

グリーン枠:温室効果ガスの排出削減等に取り組む事業者

 

従来は「通常枠」のみでしたが、「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」は13次公募から新設されたものです。概要はそれぞれ以下の通りです。

 

【回復型賃上げ・雇用拡大枠】

業況が厳しいながらも賃上げ・雇用拡大に取り組む事業者を支援

 

【デジタル枠】

「DX(デジタルトランスフォーメーション)に資する革新的な製品・サービスの開発」または「デジタル技術を活用した生産プロセス・サービス提供方法の改善による生産性向上」に必要な設備・システム投資に取り組む事業者を支援

 

【グリーン枠】

「温室効果ガスの排出削減に資する革新的な製品・サービス開発」または「炭素生産性向上を伴う生産プロセス・サービス提供方法の改善による生産性向上」に必要な設備・システム投資等に取り組む事業者を支援

 

なお、「デジタル枠」「グリーン枠」で不採択になった場合、「通常枠」で再審査してもらえます。

 

◆対象となる事業者の範囲の拡大

補助対象事業者が、中小企業だけでなく、資本金10億円未満の「特定事業者」にまで拡大されました。また、再生事業者を対象に補助率が3分の2にまで引き上げられました。

 

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