(※写真はイメージです/PIXTA)

資格試験では、40歳以上になると記憶力や処理能力(反射神経)の衰えはあるものの、決定的なものではありません。思い込みが強くなるとひっかけ問題に簡単にひっかかってしまいます。46歳で社労士試験に挑戦し、50代から実務を経験した佐藤敦規氏が著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

「記憶、反射神経、思い込み」中年の3大ハンディ

■40代から資格試験挑戦はハンディ?

 

40代になってから資格試験に挑戦する場合、20代~30代に比べると記憶力が低下しているので不利になるといわれています。計算問題を解いたり、大量の文章を読んで正誤を素早く判断したりする反射神経も衰えます。さらに思い込みが強くなり、頭が固くなるといわれます。20代〜30代の人の倍くらいの時間がかかるという通説もあります。

 

実際はどうなのでしょうか。

 

年齢と試験合格回数をまとめたような統計はないのですが、私自身の経験に当てはめると、社会保険労務士試験の合格まで4回受験(1回はお試し)、累計学習時間は2000時間を超えていますので、学習時間だけ取っても合格な必要な1000時間の2倍となっています。

 

社会保険労務士試験合格者の受験回数についての統計はないので不明ですが、2回までの短期間に合格する人と5回以上の長期受験生に二極化していて、中央値は4回ともいわれています。肌感覚になるのですが、長期受験生は40代以上の人が多い印象があります。

 

■記憶力の衰えはそれほど不利とはならない

 

中年になると記憶力が衰えてきます。会話の中で人の名前が出てこなくなった悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。法律科目を含め、試験合格のためには暗記が必要とされますので、記憶力の衰えを理由に試験挑戦をあきらめてしまう人もいるでしょう。

 

しかし実はそれほどハンディとならず、3大ハンディの中では一番軽いものかもしれません。記憶には、単純記憶とエピソード記憶の2つがありますが、資格試験で必要となるのはエピソード記憶のほうが多いからです。

 

エピソード記憶については、中年になってもあまり衰えません。むしろ色々な体験を積んでいる分、それと結びつけられるので有利な面もあるのです。

 

■大量の問題を解く処理能力が衰える

 

資格試験では、難問があまり出題されない代わりに、問題数が多く処理能力が求められます。

 

例えば、社会保険労務士試験の択一試験の問題用紙は、60ページを超える年もあり、しかも1ページに文字がぎっしりと書かれています。

 

漢字を使わない、1文を短くして読みやすい工夫を凝らしたWeb記事とは、真逆の長文で埋めつくされています。真っ黒な壁が押し寄せてくる印象でした。最初に受験した際は、途中から文字を読んでも頭に入ってこず、外国語を読んでいるような感覚に陥りました。

 

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    本連載は佐藤敦規氏の著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

    45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法

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    佐藤 敦規

    日本能率協会マネジメントセンター

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