利用者累計600万人…韓国で急速に拡大するオンライン診療アプリ「ドクター・ナウ」とは?

利用者累計600万人…韓国で急速に拡大するオンライン診療アプリ「ドクター・ナウ」とは?
(※写真はイメージです/PIXTA)

韓国では、新型コロナウイルス感染症の流行で非対面診察の需要が増加したことを機に、オンライン診療に対する規制緩和の流れが進んでいます。また、600万人が利用するアプリ「ドクター・ナウ」の登場によって、韓国国内ではオンライン診療サービスが急速に普及しています。今回の記事では、韓国のオンライン診療の現状について詳しくみていきましょう。

韓国のオンライン診療、受診内容の1位は…?

韓国のオンライン診療の内容は、韓国らしいところが少し注目されています。全体的には、風邪や皮膚炎のような軽症、あるいは慢性疾患が1位、2位を占めています。10~20代では、ニキビ・湿疹(しっしん)などの皮膚炎での患者が多かったことは、ごく自然のことでしょう。

 

そして、30~40代女性の1位は風邪であるのに対し、同年代の男性の受診内容の1位は、抜け毛・薄毛だったのです。 これについてドクター・ナウは、「他人の視線を気にして、病院に行くのを躊躇してしまう代表的な病気が、オンラインを通じて隠れた需要が高まった」と述べています。

 

韓国のカツラ事情

韓国のネット上では、新大統領に選出された尹錫悦(ユンソクヨル)氏が、尹氏の若いころや昔の画像と比較されて、カツラなのではないか? という声が上がっています。

 

韓国は整形する人も多く、外見を変えることは日本より容認されている国です。整形美容等が発達していることでもわかるように、韓国は外見を気にする傾向が強く、女性はもちろん、男性も外見についての関心が日本よりも高いようです。韓国ではカツラは結構ポピュラーなものです。韓国のカツラ関係企業の方によると、カツラを利用している人は国民全体の5%~10%くらいではないかとのことです(ちなみに日本のカツラ人口は、全体の1~2%くらいといわれています)。

 

かつて韓国では、カツラの生産が盛んに行われていました。現在では生産工場を近隣の東南アジアに移転してしまっていますが、カツラメーカーはいまもたくさんあります。ちなみに、全世界で流通しているカツラの60%を韓国社製品が占めているそうです。韓国の考え方としては、「カツラを被ることは、男としての身だしなみのひとつであり、恥ずかしいことではない」となるようです。韓国の「カツラ文化」といったところでしょうか。

 

中世ヨーロッパの王室や貴族、著名人の肖像画では、カツラを被ったものが多いとのことですから、古くからある習慣でもあるのです。オンラインによる男性の毛髪診療が多いことに納得できる背景が韓国にはあるようです。

 

それぞれの国で文化や習慣は異なります。 オンライン相談・診療により、その国独自の様々な悩みごとの解決に繋がることは、人々の表情を明るくさせてくれることにも繋がるのではないでしょうか。

 

 

鈴木 幹啓

すずきこどもクリニック院長
 

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鈴木 幹啓

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