(※写真はイメージです/PIXTA)

同じ参考書を同じように勉強をし続けた受験生でしたが、本番の試験では大きな得点差がついたといいます。それはなぜでしょうか。9浪して27歳で早稲田大学に合格した濱井正吾氏が著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

同じ丸暗記で得点差がついた理由とは?

▶「参考書」同じ参考書を何十周もする/重要度★★★★☆

同じ参考書を1年間回し続けて日本史で61点しか取れなかった男がいます。私です。

 

私は7浪目から本格的に日本史Bの勉強を開始しました。6浪目に獲得したセンター試験の点数は32点。この点数からもわかるとおり、この時点でほぼ初学です。

 

そのため、学生におすすめの勉強法を聞き回り、「これ一冊あればセンター満点狙える!」と教えてもらった参考書をひたすら回して暗記に努めました。

 

7浪目の10月20日に仕事を辞めて受験だけに集中できる環境が整ってからセンター試験までの3ヶ月間が残されていました。限られた時間の中、自習時間にひたすらその参考書を回し続けました。その数なんと60周。そのおかげで、内容の8割くらいは暗記できました。

 

では試験も8割取れたのではないか、と思われるかもしれませんが、そうは甘くありません。本番は前年の倍の点数でしたが、61点に終わりました。同じ参考書を回し続けた別の塾生は9割を取れたのにもかかわらずです。この差はいったいなんなのでしょうか?

 

私の考えですが、ここで現れた点差は、基礎教養の違いでしょう。進学校の学生はみな、高校時代に教科書や資料集を用いた日本史Bの通史を授業によって教わっています。その基本的な土台があるから、噛み砕いて教えてくれる参考書は理解しやすいわけです。

 

一方で私はゼロからのスタートでした。事前知識がないまま参考書の内容を丸暗記していただけだったので、答えそのものを理解していても、さまざまな角度からの質問に慣れていないためにぽろぽろと点数を落としてしまったのです。

 

後で違う予備校に入ってから学んだのは、歴史系は基礎的な知識を得た後はとにかくいろんな問題集に触れることが大事だということでした(あくまで早慶MARCH関関同立といった難関私大を目指すならです)。

 

暗記が点数に繋がりやすい日本史ですら、1つの参考書を回して得られる点数は限られています。参考書はあくまで教科書の学習の際は「参考」にするための書籍です。まずは教科書の理解を大事にして、補助として使用するようにしましょう。

 

濱井 正吾
9浪はまい

 

 

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本連載は濱井正吾氏の著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

浪人回避大全

浪人回避大全

濱井 正吾

日本能率協会マネジメントセンター

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