丸暗記ではなく語呂で単語を覚える
▶「暗記」大量の単語をそのまま覚えようとする/重要度★★★★☆
暗記をするとき、きれいに一個一個ノートに書いて覚える人をよく見ました。
大変基本に忠実なやり方ですが、個人的には、作業になってしまうので効率が非常に悪いやり方だと思います。膨大な暗記量が要求される分野においては、それだけでは追いつかない部分があります。
私は高校を卒業した後に入学した最初の大学で、勉強法がわからなかったので、ひたすら『ターゲット1900』の英単語をノートに書き殴って覚えていました。「achieve 成し遂げる、achieve 成し遂げる、achieve 成し遂げる」などと、単語と意味を交互に6回書いて次の単語に移っていました。
しかし、この方法だと1日に触れることができる単語の量が限られていますし、書くことそのものが思考停止の作業になっているので、書いた単語も次の日にはすぐ忘れています。だからこそ、やり方を変更しました。
私は一つひとつの単語を暗記するのではなく、語呂を考えてそれを覚えることで一網打尽にしていました。語呂を考えている間は時間を浪費している気がして焦りましたが、もともと言葉遊びやダジャレが好きだった私にはこの方法が非常に合っていました。
例えば、実際に古文で覚えた語呂をここに貼っておきます。
格助詞 新渡戸の顔から支店にてヨリ戻す客
(に、と、へ、の、が、を、から、して、にて、より かくじょし)
副助詞 ノミ、ダニすら死などは最期までばかり吹く
(のみ、だに、すら、し、など、さえ、まで、ばかり ふくじょし)
係助詞 ハモなんぞヤカンでこそうけい
(は、も、なむ、ぞ、やか、で、こそ けいじょし)
どうでしょう、一つひとつ覚えるよりもこれを覚えたほうが楽ではないでしょうか。
基本的には背景知識と結びつけて流れで覚えるのが一番いいと思いますが、言葉遊びが好きな言語力に自信がある人は、語呂を作って覚えるのもいいでしょう。
中には語呂を考えたり覚えたりする人が苦手な人もいると思います。そういう人におすすめの覚え方が興味と関連づけることです。スポーツや音楽、アイドルや下ネタなどなんでもいいと思います。
私は英単語を競走馬と関連づけて覚えることで効率的な暗記を可能にしました。
例えば、
アブソリュート号は「絶対的な」強さで、
イグゼキュティヴ号は先行を「実行する」能力があり、
菊花賞でゴールドシップの2着だったスカイディグニティ号は空において「尊厳」や「気品」があるとか、そんな感じです。
脳科学的にも人間は楽しいことのほうが覚えやすいとされています。よろしければ、試してみてください。
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