(※写真はイメージです/PIXTA)

ワンルームマンションを選ぶときは、中古物件以外に選択肢はありません。新築物件は、販売時の分譲業者の手数料や広告コスト、その他先行投資等の費用が販売価格に上乗せされているため、どうしても価格が高くなります。元サラリーマン大家の飯田勝啓氏が著書著『「自分らしく生きがいのある生活」は低リスク・超安定のワンルーム投資で実現する!』(アーク出版)で解説します。

不動産投資においてタイミングと決断は重要

■それでもタイミングは重要!

 

これまでお話してきたように、物件探しの基本は必ず現地に出向いて物件を確認するということです。物件を見極めるうえで、これは重要であり、今もその考え方に変わりはありません。物件を見ないで購入する賃貸オーナーも多いと聞きますが、部屋の中にはお客さま(賃借人)が入居中で入れなかったとしても、マンションの共用部分を含め現地周辺は確認しておくべきだというのが私の考えです。

 

私は都内では中央区、港区、新宿区、豊島区、杉並区、中野区と我が“庭”を増やしていきましたが、人気の住宅地世田谷区には所有していませんでした。そんなある日、聞けば三軒茶屋にも近いところに売りが出たとの情報がありました。立地的には申し分なく、オーナーとしては垂涎の物件でした。こんな立地でこんな物件が出るのだと、心が躍りました。

 

このときは先着順で決まるということであり、現地を確認しにいく時間がない中で、私の基本方針に反する行動になりますが、初めて現地を見ないで購入を決めました。これが私の11戸目の物件です。

 

ほしいところのほしい物件は何が何でも手に入れたい! こうして得られた物件は、規模は小さいながらも将来への期待感があり、ほしいものを得られた満足感に満ちていたことを思い出します。逆に一度逃した物件に再びめぐり合えることはほとんどないでしょう。不動産投資においてタイミングと決断は重要だということは間違いなく言えます。

 

タイミングといえばもう一つ。「不動産投資がよい」と思っても、なかなか決断できないということをよく聞きます。明日にでもじっくり考えようと先送りすると、忙しいサラリーマンにとって歳月はあっという間に過ぎてしまいます。ワンルームで投資を始めると決めたら、物件をアクティブに探す行動に移ること、そのタイミングとは思い立ったときなのです。

 

それができずにいるとズルズルと月日だけが流れ、気づいたときには何もできなかったなんてことになってしまいます。失敗してする後悔と、失敗を恐れてしなかった後悔があったとき、私ならば後者のほうが後々まで後悔として残ってしまいます。タイミングって、とても重要ですね。

 

飯田 勝啓
マンション管理士

 

 

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本書は飯田勝啓氏の著書『「自分らしく生きがいのある生活」は低リスク・超安定のワンルーム投資で実現する!』(アーク出版)より一部を抜粋し、再編集したものです。

「自分らしく生きがいのある生活」は低リスク・超安定のワンルーム投資で実現する!

「自分らしく生きがいのある生活」は低リスク・超安定のワンルーム投資で実現する!

飯田 勝啓

アーク出版

今の生活と将来に不安を抱き、精神的に辛い思いをされている人へ――。 たとえごく普通のサラリーマンであっても「自分らしく生きがいのある自由な世界」は実現できます。もちろん株式投資のようなハイリスクなものでも、また…

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