(※写真はイメージです/PIXTA)

最初の1棟目は目標の15%の実質利回りには達成出来ませんでしたが、外壁塗装までやったので、この結果にそこそこ満足していたそうですが、勉強を進めていくうちに失敗だなと気づいたといいます。大津社長(若杉龍志)が著書『20代サラリーマンでも脱サラできる不動産投資で成功する方法』(日本橋出版)で解説します。

リフォームは予算オーバーの計160万円

しかし、あっさり拒否され215万ならと言われたが、当時買いたい病に罹患していたため丸のみして購入しました。

 

11月に購入しましたが、リフォーム完了までなんと丸々6カ月掛かしました(汗)。

 

なぜなら、誰か職人を知っているわけでもなく、ゴミもどうしたらいいかわからないから!

 

当時の私はリフォームの知識は全くなくDIYもなにもできない状態でしたが、ネットで検索したり、電話帳ローラーしたり、何とかやり切りました。

 

いまもその時の職人とは関係が続いており、昨年はその職人さんの最大の発注先になりました。

 

その結果、予算オーバーの合計160万で仕上がり(外壁塗装、クロス、CF、内部塗装、ゴミ処分、浴室FRP塗装、雨漏り補修、軒天補修、フェンス作成、水道管交換など)ました。

 

その結果の投資成績は以下です。

 

 

このようになりました。目標の15%の実質利回りには達成出来ませんでしたが、外壁塗装までやったので、この結果にそこそこ満足していましたが、勉強を進めていくうちに失敗だなと気づきました。

 

利回りはそこそこですが、当時はリスクが分かっていませんでした。しかし、ある程度勉強してから、この価格で買うにはリスクが高いなと感じました。いまなら215万では絶対に買いません!

 

具体的なリスクとしては

 

・擁壁付きで駐車場の建設も難しい(擁壁修繕300万円~)
・汲み取り式(下水接続は擁壁破壊の必要があり、高額100万~)
・土地値も安いのに、わざわざ建設コストが掛かる擁壁駐車場なしで新築は‥‥
・建物未登記で登記が必要になるかも(10万ぐらい)

 

メリットがないので、将来誰も買わない負動産になる。

 

このようなデメリットがあります。

 

この物件は、6年所有した後、470万円で販売することが出来、トータルでは300万円の利益が出ましたが、結構ハイリスクな物件を勉強不足で買ってしまっていたと痛感します。今から思うと、当初の提示価格の150万ぐらいで買うのが妥当な物件だったなと思いました。

 

事前に勉強しようと思えば出来たのにリスク認識が出来ておらず、たまたま何事もなく、売り抜けることが出来ただけで、内容的にはあかん投資でした。

 

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本連載は大津社長(若杉龍志)著『20代サラリーマンでも脱サラできる不動産投資で成功する方法』(日本橋出版)より一部を抜粋し、再編集したものです。

20代サラリーマンでも脱サラできる不動産投資で成功する方法

20代サラリーマンでも脱サラできる不動産投資で成功する方法

大津社長(若杉龍志)

日本橋出版

この本を読んだだけでは不動産投資は絶対に成功しません。 多くの不動産投資の本では、「この本を読めば成功する!」のような見出しが散見されます。どこの誰が書いたかもわからない本を読んだだけで不動産投資が成功するなら…

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