鬱状態を乗り切った感情の解放
▶「感情」辛くて泣きたいときに我慢する/重要度★★★☆☆
「泣くな! 男だろ!」
私の小さい頃は、何かあるたびによくこれを言われました。私が幼少期〜思春期を過ごした90年代〜2000年代前半はまだ、このような教え方が一般的であったと思います。でも、性別で人間の自己防衛規制本能を制限されるというのも今思えばおかしな話ですよね。辛いときは泣いたほうがスッキリします。
私が浪人生活で一番苦しかったのが7浪を迎えたときでした。会社の業績が悪化して給料が下がり、上司には「金に汚い奴」と言われ、親とも話をしなくなり、予備校でも仲のよかった学年が卒業してこの世のどこにも自分の味方がいないように錯覚していました。
何もせずとも涙がこみ上げてくるようになり、寝る前や日中の車内、ひどいときはお客さんの家で号泣するようなこともありました。おそらく鬱寸前だったのだと思います。
この極限状態でなんとか持ちこたえられた理由は、我慢せずにしっかり泣いていたためだと思います。
涙を流すことでストレスを解消できるというのは医学的にも証明されているようです。副腎皮質から分泌される物質に「コルチゾール」というホルモンがあります。代謝を促進したり、炎症を防いだりする役割を持つ人体に必須のホルモンですが、ストレスを受けると分泌量が増えて蓄積され、心身に悪影響を及ぼす有害物質になります。泣くことによってコルチゾールが放出されるからこそ、我々はスッキリすることができるのですね。
悲しいときは我慢せず、思いっきり感情を解放してしまいましょう。そのほうがスッキリして、その後の集中力の維持にも繋がりますよ。
濱井 正吾
9浪はまい
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