9浪、27歳早大合格者…成功者にあって、普通の人にない自制力 (※写真はイメージです/PIXTA)

受験で安定して力を発揮するには自制能力は必須です。こうした非認知能力は受験勉強をする中で身についていきますが、同時にコントロールもするのは至難の業です。9浪して27歳で早稲田大学に合格した濱井正吾氏が著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

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感情を爆発させて喚き散らしていた

▶「辛いこと」辛いことを溜め込む/重要度★★★☆☆

「カルシウム、不足、していませんか?」

 

これはかつて1990年代後半に読売巨人軍に所属したバルビーノ・ガルベス投手の出演した牛乳のCMのフレーズです。このガルベス氏は能力こそピカイチでしたが、短気で有名で、安定して実力を発揮できない選手でした。

 

際どい判定をストライクにしない審判にイライラして集中力を乱し、その結果打ち込まれて降板するときに審判に向かってボールを投げつけるという行為をして大問題になったことがあるくらいです。

 

これは決して笑い事ではありません。なぜなら受験生の中にも隠れガルベスは大勢いるからです。表面化する問題までは至らなくとも、ストレスからノートやレジュメを破いたり、文房具を破壊したりした経験はあるのではないでしょうか?

 

かく言う私も実はもともと自制がきかない人間で、恥ずかしながらゲームのコントローラーや携帯電話を投げて破壊したことがあります。電柱を殴って手が腫れてしまったこともありました。

 

このような感情の制御ができない人間であった私が京都大学や同志社大学の学生と初めて接点を持ったとき、彼らとの人間的な器の違いを感じてしまい落ち込んだのですが、その1つが心の余裕の差でした。

 

きっと彼らは私が毎日夜中までテレビゲームをしていた時期を、欲望を抑えて勉強してきたはずです。自制をして積み重ね入試を突破したという自信が、単に教養面だけではなく、柔らかい雰囲気にも表れていました。

 

私は溜め込むたびにすぐ、感情を爆発させて喚き散らす余裕のない人間でしたが、彼らなら決して同じことはしないであろうことが容易に想像できました。

 

今、私はその挫折から10年以上勉強を積み重ねてきましたが、少しは彼らのように感情を抑えることができる人間になれたのかもしれないと思います。でもそれは、成功体験を得て、同じような余裕のある人たちに囲まれている複合的な要因も作用しているからであるとも思います。

 

受験期間は常に余裕がなく、ずっとイライラしていました。積み重ねてきた過程も、目に見える結果も、両方あってそうした人間になれてきているのだと思います。

 

毎日勉強を積み重ねることは並大抵の精神力では不可能です。なかなか成績が伸びないとき、模試の結果が悪かったときなど、精神的に落ち込んだときはどこかで吐き出す時間が必要になるはずだと思います。

 

私は辛い浪人期間を送る中で、家庭教師をしてくれている6歳年下の学生や、予備校の職員さんによく愚痴を聞いてもらっていました。たったそれだけのことで、敵だらけだと思い集中できなかった気分が、一時的にとてもスッキリしたのを覚えています。

 

スポーツと同様に、受験で安定して力を発揮するには自制能力は必須です。こうした非認知能力は受験勉強をする中で身についていきますが、同時にコントロールもするのは至難の業です。

 

周囲に聞いてくれる人がいたら、我慢せずぶちまけましょう。それを「我慢しろ」、「お前が悪い」と返す人など、よほどのことがない限りいないと思いますし、いたら距離を置きましょう。

 

現役生は狭いコミュニティで同じ人と毎日顔を合わせるので、距離を置くという選択ができませんよね。

 

でも、いい大学に行こうとするほど、そうした相手の立場に立って物事を考えようとしない人は少なくなるので安心してください。嫌な人間から離れることも勉強のモチベーションにしていきましょう。

 

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    9浪はまい

    兵庫県出身、1990年11月11日生まれ。31歳。大阪産業大学経済学部経済学科に入学後、龍谷大学経済学部現代経済学科に編入学し、卒業。 高校時代にいじめを受けたことから、いじめっ子を社会的に偉くなって見返したいと思い、在学中から仮面浪人として受験勉強を4年間続ける。大学卒業後、証券会社に契約社員として就職したが10日で自主退職、同月中に配置薬会社に再就職。昼は会社、夜は予備校という生活を退職まで過ごす。在職時は、自分の失敗や弱さを顧客に晒して不安を共有し、同じ目線に立って長時間にわたり話を聴く営業スタイルでトップセールスマンとなり、受験費用300万円を貯める。同社退職後は2年4ヶ月間受験勉強に専念し、9浪で早稲田大学に一般受験で合格し、教育学部国語国文学科に入学。現在は同大を卒業後、株式会社カルペ・ディエムにて教育事業を担当している。
    くわえて、『バンカラジオ』(登録者41.8万人)、『トマホーク』(登録者10.9万人)といった若年層に人気のエンタメYouTubeチャンネルに出演を続けながら、他の教育系YouTuberの動画にも出演し、自身の人生体験を話している。メディア出演として、「アベマプライム」(AbemaTV)など。「AERA dot.」「プレジデント」「北日本新聞」など取材多数。Twitterフォロワー19500人(2022年2月28日現在)。

    著者紹介

    連載9浪生が語る「浪人完全回避」の法則

    本連載は濱井正吾氏の著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

    浪人回避大全

    浪人回避大全

    濱井 正吾

    日本能率協会マネジメントセンター

    受験人口の減少や大学は誰でも入れる「全入時代」と言われて久しいが、それでも有名大学を中心に実質倍率3倍以上の大学が多数あるなど、多くの現役生や浪人生が厳しい戦いを強いられている現状がある。特に昨今は現役志向の増…

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