(※写真はイメージです/PIXTA)

日々の忙しさと不摂生にかまけているうちに、なってしまった「ポッコリお腹」。ほぼ全員がまっさきに取り組むのが腹筋運動。しかし、腹筋運動には効果がないといいます。パーソナルトレーナーとして25年の経験の中野ジェームズ修一氏が著書『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)で解説します。

20分たたずとも体脂肪は燃えるという事実

▶Q:有酸素運動の脂肪燃焼量が多いのは?

A:20分の運動を続けて1回
B:10分の運動を3 回

 

中野ジェームズ修一著『やせるのはどっち?』(飛鳥新社)より。
中野ジェームズ修一著『やせるのはどっち?』(飛鳥新社)より。

 

正解はこっち! B:10分の運動を3 回

 

■「脂肪を燃やすには20分以上の有酸素運動」…… それ、もう古いです。

 

以前は「体脂肪は20分以上、有酸素運動を続けないと燃えない」と言われていました。しかし今では、「体脂肪は運動のスタート時から燃焼している」というのが常識です。

 

これまで、運動を始めるとまず体内の「糖」が主なエネルギー源として使われ、20分後を境に「体脂肪」に代わる、と考えられていました。でも、実際には私たちは起き上がった瞬間から体を動かしています。つまり、起床時から「糖」がエネルギー源として使われているので、20分たたずとも体脂肪は燃える、と考えられるようになったのです。

 

また、近年の研究により、20分間の連続した運動と10分間の運動2回とで比較すると、体脂肪の燃焼効果にはほとんど差がないこともわかりました。

 

ですから連続して運動しても、複数回に分けても、運動の内容や合計時間が同じであれば効果は同じ、ということです。

 

30分間続けて歩いても、1回5~10分、合計30分間を何回かに分けて歩いても、同等のカロリーを消費できるならば、わざわざまとまった時間を捻出する必要はありません。通勤・通学、日常の買い物時間などを活用できます(ただし、ただ歩くのではなく、脂肪を燃焼するペースを守りましょう!)。

 

これは、長い時間、続けて運動するのが苦手な人や、忙しくて運動に長時間割く時間のない人にとっては、うれしい話ですよね。

 

1回10分の習慣も2か月続ければ、体形や体の調子の変化も明らかに感じられます。その頃にはきっと、10分歩く程度では物足りなくなり、「もっと歩きたい」「ジョギングにチャレンジしたい」と、むしろ積極的に動きたい気持ちになっていますよ。

 

中野ジェームズ修一
PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
米国スポーツ医学会認定運動生理学士

 


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    本連載は、中野ジェームズ修一氏の著書『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

    やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

    やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

    中野ジェームズ修一

    飛鳥新社

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