時間をかければ誰でも資産を築ける
■使わなかった過去の信用力は取り戻せない
信用力とは、この人なら融資しても良いと金融機関が判断するための指標です。そこには、年収や勤続年数、ほかのローンの残債などさまざまな要素のバランスが介在します。不動産投資用のローンであれば、早ければ20代半ばから融資をしてもらえますが、その融資額の上限は年収によって決まってくるため、若いころはほとんどの場合そこまで大きな金額が借りられるわけではありません。
では、十分な年収にたどり着くまで不動産投資は控えるべきかといわれると、そうではありません。時間と同様に失った信用力は、過去に戻って使うことはできないのです。30代の方が20代の頃に持っていた信用力を使うことはできませんし、定年を迎えた方が現役時代にいくら稼いでいたとしても、過去の信用力を使うことは不可能です。
また信用力は一時的に活用することができなくなるタイミングもあります。例えば、転職直後は金融機関からの融資を受けることが難しくなります。ほかにも大きな病気をしてしまうと同様に融資は難しくなるでしょう。ローンの利用には団体信用生命保険への加入が不可欠であり、健康状態に不安を抱える人はこの保険に入れないからです。
「去年なら投資できたのに」そんなことをお話しされるお客様は多数いらっしゃいます。じっくり検討することは大事なことです。ただ信用力を生かすタイミングを間違ってしまうと、本来築けたはずの資産にたどり着かなくなる可能性もあることを、ぜひ覚えておいてください。
■FIREを達成した先輩投資家たちが語る時間の使い方
「後悔しています」
これはわたしの会社で不動産投資をスタートする方から、たびたびお聞きする言葉です。「不動産投資なんかするんじゃなかった」そんな意味ではありません。これは「もっと早く始めておけばよかった」といった意味の後悔です。この言葉からも、先輩投資家たちがいかに早く不動産投資をスタートし、コツコツ資産形成を進めてきていればよかった、と感じているかうかがえます。
以前紹介した『不動産投資とFIREに関するアンケート調査』では、1254名のオーナー様から回答をいただき、そのうちのおよそ7人に1人が「経済的自由を実現している」と回答しました。
さらにそのうちの4割が50代以下で、その過半数の方が実際にFIREを達成していると答えたのです。そしてFIREを達成した方がどのくらいの期間不動産投資を行っていたかというと、平均で11年という結果で、平均総所有戸数は15戸でした。つまりFIREを達成するためには、およそ10年という歳月をかけながら、毎年1戸以上のペースで資産形成を進めていくことが目安となります。
10年間といえば、長い時間のようですが過ぎ去ってみれば、あっという間です。東日本大震災、安倍内閣への政権交代、ギリシャ金融危機、消費税10%、コロナショック、そして東京オリンピック。少し出来事を挙げるだけでも目まぐるしいこの10年の間、あなたはどのように過ごしてきたでしょうか。資産形成の歩みを進めずに過ぎた時間はもう戻ってきません。
不動産投資は一発逆転のギャンブルではなく、長い目で着実に資産を増やしていかなければならないのです。ただ、時間をかければ誰もが資産を築くことができることも東京中古ワンルーム投資の魅力のひとつです。10年という時間を最大限に活用してコツコツと資産形成を進めれば、老後を待たずに経済的自由、そしてFIREという生活を手に入れることは決して不可能ではない未来の話です。
その未来を実現させてくれるものが東京中古ワンルーム投資です。何かしなければと思っているのであれば、今こそ東京の中古ワンルーム投資を検討してみてはいかがでしょうか。
重吉 勉
株式会社日本財託 代表取締役社長
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