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「子どもに干渉しすぎない」親の我慢
■親の忍耐力が試される
とはいえ、親はどうしても子どもに「あれやったの?」「早く起きなさい!」「ハンカチ持った?」などと介入しがちですよね。そこをぐっとこらえて我慢すること、それこそが、特に現代の親に求められていることではないでしょうか。
たとえば、「子どもとゲーム」について考えてみましょう。お子さんがいる家庭の多くで悩みの種となっていることに「ゲームのやりすぎ」や「スマホ依存」があると思います。今ではゲームはスマートフォンでもできるので、余計に解決策は遠のいているかもしれません。
このゲーム機やスマホについては、そもそも「買い与えるべきか」という問題があります。まず、子どもが「ほしい」と言った時、すぐに買い与えてしまうのか。それとも、親が子どもの要求に屈しないでいられるか、第一の〝我慢の壁〟に突き当たります。
そして買い与えたとして、子どもと使用時間などの約束事を決められるか、約束事を決められたとしてもなあなあになって守られなくなるのではないか、といった第二の壁にもすぐに遭遇します。
いずれにしても、子どもの要求に簡単に折れない親の忍耐力が試されます。
ゲームは大人が夢中になるくらいなのですから、子どもにとって楽しくないわけはありません。ゲームやりたさに、約束を平気で破るのは目に見えています。
そこをいかに「我慢」させるか。それが親の役割でもあり、むしろ、「我慢」を体験させる絶好のチャンスといえるでしょう。
ところが、現実的には子どもに我慢させられる親は少ないのではないでしょうか。親にとって、そのほうがラクだからです。
一方で、「あまり我慢させてしまうと、どこか知らないところでよからぬ発散をしてしまうかもしれない」と心配する親もいます。「開き直って好きなだけやらせている」という声も聞きます。
我慢する機会を与えなかったら、“我慢できる人”に育つわけがありません。
今、日本で生活していれば、そんなにつらい思いをすることはありません。ですから私は、むしろ積極的につらいことをさせ、「我慢」することを体験させたほうがいいと考えています。
子どもの「我慢」について述べていますが、むしろ「我慢」をするべきは、子どもよりも親自身ではないかと思うのです。
親自身が「我慢」するということは、もう少し具体的にいえば、「子どもにあれこれ干渉しすぎない」ということです。私は、親が子に手を出せば出すほど子どもは育たない、と考えています。
ちなみに、わが家には持ち運びのできるような携帯ゲーム機はありません。
もちろん、子どもたちからは「みんな持っているから、自分もほしい」と要求されましたが、買い与えなかったのです。
したがって、子どもたちは家の中で携帯ゲーム機のゲームをすることはありませんが、実際には友だちに借りるなどしてやってはいるのではないかと思います。つまり、使用時間も場所も限定的です。
また、持ち運びができるゲーム機はありませんが、テレビに接続するタイプのものはあります。テレビはリビングにあるので、そこでしかできないようになっています。ダラダラとゲームをする環境をつくっていないということです。
わが家ではそうやってメリハリをつけながら、「我慢」することを体験させるようにしています。
成田 信一
自由が丘矯正歯科クリニック院長
歯学博士
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