目標の振り返り法は?できる人とできない人で生まれる成長格差 (※写真はイメージです/PIXTA)

振り返りの効用は、「成果を出しやすくなる」ことです。目標設定した後、目標に対しての振り返りは欠かせません。良い結果であれ、、悪い結果であれ、振り返りを行うことで、「やりっぱなし」で終わるのを防ぎ、経験をリソース化することができます。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で解説します。

振り返りの効用は「成果を出しやすくなる」

■セルフリーダーシップメソッド①「 振り返り」

 

ここまで、「あり方」を整えるためのセルフリーダーシップについて、ご紹介してきました。ここからは、自分の行きたい未来に向かうためのセルフリーダーシップについて解説します。

 

プラスマイナスゼロのニュートラルな状態に整えることができたら、それで終わりではありません。プラスの価値や未来を創造するために、セルフリーダーシップを発揮していってください。

 

そのための3つのメソッドをお伝えしていきます。

 

①「振り返り」
②「理想のイメージ瞑想」
③「本気の30分」を毎日作る

 

■成果につながる「振り返り」の方法

 

「目標はたてて終わり」
「行動して、うまくいってもいかなくてもそのままやりっぱなし」
「動いている割に、成果や実績が積み上がらない」

 

そんな悩みを抱えていませんか?

 

自分の行きたい未来に向かうための「セルフリーダーシップ」として、効果的な振り返りを実践することをオススメします。

 

振り返りの効用は、「成果を出しやすくなる」ことです。

 

定期的に振り返って軌道修正をすることで、「やりっぱなし」で終わるのを防ぎ、経験をリソース化できます。

 

「うまくいかなかったこと」については、やりっぱなしで振り返らない人は、軌道正ができないので、何度やっても失敗ばかりになってしまいます。

 

これに対して、振り返る人は軌道修正できるので、再チャレンジしたり、次の行動につなげたりできます。

 

「うまくいったこと」については、振り返らない人は一喜一憂して終わってしまうので、再現性がなく、「いい状態・いい結果」が長続きしません。

 

これに対して、振り返る人はうまくいった原因や状況を理解することができます。うまくいったことがその場限りになるのではなく、リソース化して、再現性が高まり次の行動に活用することができます。

 

つまり、「振り返り」を活用することで、うまくいったときもいかなかったときも、成果が出しやすくなるのです。

 

■「振り返り」はいいが、「ダメ出し」はしない

 

ところで、「振り返り」と混同してしまう概念として、「反省」があります。

 

振り返りのつもりで、反省して落ち込んでしまう方もいます。

 

たとえば、振り返っているつもりでも、いつの間にか「ダメ出し大会」をしてしまう方がいます。

 

すると、後悔と自己卑下、自己否定になってしまうことがあります。結果的に、

 

「やっぱり自分は全然できていない」
「こんなに頑張ってもうまくいかないなんて、才能がないからダメなのかも」
「行動しても無駄だった」
「自分なんてダメダメだ」

 

といったネガティブな思考で自己肯定感を下げ、自信を失ってしまうのです。

 

「反省」と「振り返り」は違います。

 

両者とも、「行動後に顧みる」という意味では同じです。

 

反省は「できなかったこと・うまくいかなかったこと」だけにフォーカスして、次に同じミスや失敗をしないように改善することがメインになります。

 

これに対して振り返りは、「できなかったこと・うまくいかなかったこと」だけでなく、「うまくいったこと・よかったこと」も扱います。

 

つまり、振り返りは「よかったこと・よくなかったこと」の両方を扱うのです。

 

「反省は得意だけれど、振り返りは苦手」という方は、振り返りのうち半分はできています。あとは、意識して「うまくいったこと・よかったこと」についても顧みればいいのです。

 

うまくいった原因を特定することで再現性を高められるようになれば、振り返り上手になれます。

 

株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役

中央大学卒業。長野県出身。脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。その卓越したアプローチによって、これまで1万5000人以上の課題を解決してきた他、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が続出。現在は法人向けにチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修、講演、エグゼクティブコーチングを提供。これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。

また、個人向けに「行動イノベーション年間プログラム」とオンラインサロンを主宰。「2030年までに次世代リーダーをサポートするプロコーチを1000人輩出し、日本を元気に! 」を目標に掲げ、プロコーチ養成スクール「NEXT」を開講。10冊の著作の累計発行部数は25万部を超え、中国、台湾、韓国など海外でも広く翻訳されている。

おもな著書に、『本気で変わりたい人の行動イノベーション』(秀和システム・だいわ文庫)『指示待ち部下が自ら考え動き出す! 』(かんき出版)、『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(大和書房・だいわ文庫)『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』(かんき出版)などがある。

著者紹介

連載「部下は動かすな」行動させるプロが教える技術

※本連載は、大平信孝氏の書籍『部下は動かすな。』(すばる舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

部下は動かすな。

部下は動かすな。

大平 信孝

すばる舎

「部下が動いてくれない」「部下が一向に成長しない」「怒っても褒めてもうまくいかない」「チームが全然まとまらない」「リーダーとしての自信がない」… このような悩みを抱えるリーダーのあなたは、なんとかして部下・チ…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧
TOPへ