不調時に効果が出るリカバリー方法
リーダーの「あり方」を整えるセルフリーダーシップで、それでも不調に陥ってしまったときのリカバリー方法をご紹介します。
リーダーは役職上、ストレスやプレッシャーを抱えることが多いでしょう。
「いつものプレッシャー、ちょっとしたストレス、些細な悩み」だと思って軽視しないでください。というのも、どんなに小さいストレスや悩みだとしても、そのことだけを考え続けると、思っている以上に負担になってしまうからです。
テニスボールですら、1日中持ち続けたら手や腕が痺れて麻痺してしまうように、些細なことでも1日中悩み続けていたら、ほかのことができなくなってしまいます。
そこで、不調に陥ってしまったときのリカバリー方法をお伝えします。
私やクライアントさんが実際に試してうまくいった方法ですので、本当に困ったときにぜひ使ってみてください。
■自分の現状に「マッチング」する
大事な仕事や予定があるのに、「体や心が疲れすぎてボロボロ」というときってありませんか?
2021年のあるとき、1週間ほどプレッシャーのかかる仕事が重なりました。
・本の執筆締め切り
・ウェブ媒体への寄稿記事4本の締め切り
・7日連続で、夕方から夜にかけてのオンラインライブ講座開催
・対面での初回エグゼクティブセッション
・はじめてのテーマでのセミナー開催
・上場企業のリーダー研修講師
企業研修では、「この忙しいときに研修を受けている暇なんてない!」「今日の講師は、どんなもんだろう」といった感じで研修受講に前向きではない参加者が、だいたいどの会社でも3割程度います。
前向きに受講していただく動機付けをすることが、研修講師の最初の仕事になります。というのもどんなに効果的なメソッドでも、聞く耳を持っていない状態だと何を言っても伝わらないからです。
さらに研修のゴールは「いい研修をすること」ではありません。
ゴールは、研修後に、どんなに小さいことでもいいので、実際に行動して、変化を実感していただくことです。
せっかく研修をするのであれば、できる限りのことを伝えたいし、変わるきっかけをお届けしたい。つまり、研修の序盤では、ものすごいエネルギーを使うわけです。
この日も「『目標実現型のアプローチ』をこれから現場で取り入れていきます!」という前向きな声をいただき、着実な手応えを感じることができました。