トレール注文の仕組みやメリット・デメリット、実践的な取引手法を紹介します。トレール注文は逆指値注文が相場を追跡してくれるため、損失を抑えながら利益を最大限伸ばせます。エントリーと決済どちらでも利益を狙える4つのやり方を見ていきましょう。
【トレール注文とは?】利用できるFX会社と実践における4つのやり方

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「トレール注文ってどんな時に使うの?」

「実践的な取引手法が知りたい」

「トレール注文はFX会社でも使える?」

といった悩みを持つ人は多いでしょう。

 

トレール注文は、相場の動きに合わせて逆指値注文も動いていく注文方法です。

 

トレンドが伸びれば有利なレートで約定できるのが最大のメリットです。

しかし、トレール幅の分だけ約定レートが不利になったり、一部のFX会社しか使えないなどデメリットもあります。

 

そこでこの記事では、トレール注文の仕組みと上手に使う方法を初心者でもわかりやすくお伝えします。

 

この記事を最後まで読めば、チャートに張り付く時間がない人でも利益を伸ばせますよ。

 

この記事でわかること
・トレール注文の基本
・発注までの流れ
・メリット・デメリット
・トレール注文がおすすめな人
・トレール注文を活用した4つの取引手法
・使う時の注意点
・上手に活用するポイント

 

トレール注文とは?
FX会社によっては利用できない
トレール注文の流れ
①決済注文を選択する
②トレール注文を設定する
③内容を確認して発注
FXの注文方法一覧
トレール注文の3つのメリット
損失を抑えながら利益を伸ばせる
トレンド相場に強い
チャートを離れていてもチャンスを逃さずエントリーできる
トレール注文の3つのデメリット
最も有利なレートで約定できない
だましに弱い
レンジ相場の中では効果を発揮しない
トレール注文を使う時の注意点
トレール幅を狭くし過ぎない
経済指標の発表前後は注文を止める
トレール注文がおすすめな人
トレール注文を使うのにおすすめのFX会社3選
トレール注文を活用した4つの取引手法
上昇トレンドへの転換を狙った買いエントリー
下降トレンドへの転換を狙った売りエントリー
下降トレンドで利益を伸ばして買い決済
上昇トレンドで利益を伸ばして売り決済
デモトレードでトレール注文が使えるFX会社
トレール注文を上手に活用する3つのポイント
強いトレンド相場を待つ
取引の終盤につれてトレール幅を狭くする
目標まで実勢レートが伸びたら手動で決済する
まとめ トレール注文を活用して利益を狙おう!

トレール注文とは?

FXのトレール注文

 

トレール(trail=追跡)注文とは、逆指値注文に値幅(トレール幅)を指定できる注文方法です。

 

実勢レートから一定の値幅を保った状態で、逆指値注文も自動的に相場の値動きを追跡します。

 

逆指値注文は「損切り注文」として使うことが多い。

トレール注文は、損切り幅を一定に保ちながら相場に合わせて動いてくれるのだ。

 

チャートを離れていても注文レートが有利な方向に動くため、損失を限定しながら利益を伸ばせるメリットがあります。

 

決済のタイミングで迷ってしまう人や、トレンド相場で大きく利益を伸ばしたい人におすすめです。

 

 

FX会社によっては利用できない

FX会社によってはトレール注文が使えません。

 

そのため、トレール注文で利益を狙うには特定のFX会社に口座開設をする必要があります。

 

FX会社 トレール注文 IFD、OCO、IFO注文
GMO外貨

外為どっとコム

SBI FXトレード

ヒロセ通商 byGMO

JFX

(パートナーズFX)

外為オンライン

FXブロードネット

アイネット証券

ひまわり証券

マネースクエア

GMOクリック証券

インヴァスト証券 トライオートFX

DMM FX

みんなのFX

LIGHT FX

松井証券

FXTF

*広告を含む場合があります。

 

どういう取引をしたいのか?によって、各社のサービス内容を比較して自分に合ったFX会社を選ぶようにしよう。

 

トレール注文の流れ

トレール注文の基本的な流れを確認しましょう。

 

①決済注文を選択する
②トレール注文を設定する
③内容を確認して発注

 

ここではGMO外貨の取引画面を使って、基本的な決済におけるトレール注文の発注方法を解説します。

 

 

①決済注文を選択する

トレール注文は決済注文から選択

 

まずはすでに持っているポジションにおける、決済注文を選択します。

 

トレール注文のポジション量を入力

 

決済を行いたい注文数量を入力し、「次へ」を押します。

 

 

②トレール注文を設定する

トレール注文を選択

 

「トレール」を選択し、トレール注文の設定画面へ移ります。

 

トレール注文のトレール幅を入力

 

「トレール幅」と「有効期限」を入力し、「確認画面へ」を押します。

 

 

③内容を確認して発注

トレール注文の内容を確認

 

最後に設定した内容を確認し、よければ「注文実行」を押しましょう。これでトレール注文の発注完了です。

 

FXの注文方法一覧

FXにはトレール注文以外にも様々な注文方法があるので、仕組みを簡単に確認しておきましょう。

 

注文方法 特徴
成行注文 ・今のレートで注文を約定させる
指値注文 ・今よりも有利なレートで発注する
逆指値注文 ・今よりも不利なレートで発注する
IFD注文 ・エントリー注文と決済注文を同時に出せる
・決済注文は指値(利確)か逆指値(損切り)のいずれかひとつしか出せない
OCO注文 ・指値注文と逆指値注文を同時に発注し、いずれかが約定すればもう片方はキャンセルされる
IFO注文 ・IFD注文とOCO注文を組み合わせた方法
・エントリー、指値(利確)、逆指値(損切り)の3つの注文を同時に出せる
・エントリー注文が約定すると指値注文と逆指値注文が発注される
・指値注文と逆指値注文のいずれかが約定すればもう片方はキャンセルされる
リバース注文(ドテン注文) ・同じ通貨ペアで買いポジションを売りポジションに一度に変換する方法
・売り→買いの逆方向の取引もできる

 

 

トレール注文の3つのメリット

トレール注文のメリット

 

トレール注文には3つのメリットがあります。

 

・損失を抑えながら利益を伸ばせる
・トレンド相場に強い
・チャートを離れていてもチャンスを逃さずエントリーできる

 

上手に使えば利益を出しやすくなるので、ぜひ覚えておきましょう。

 

 

損失を抑えながら利益を伸ばせる

ひとつ目は、ポジション保有時に損失を抑えながら利益を伸ばせる点です。

 

トレール注文は高値(安値)を更新した時だけ、逆指値注文が追随する仕組みだからです。

 

トレール注文を発注した時のトレール幅が最大損失となり、レートが高値(安値)を更新すればするほど損失が減り、利益が増えていきます。

 

 

トレンド相場に強い

トレール注文はトレンド相場に強いです。

 

トレンド相場はチャートが直近の高値(安値)を割り込まずに高値(安値)を更新するためです。

 

逆指値注文が執行されずにトレール注文が更新され、利益を伸ばしやすくなります。

 

 

チャートを離れていてもチャンスを逃さずエントリーできる

チャートに張り付かなくてもチャンスを逃さずエントリーできます。

 

トレンドが転換した時に、逆指値のトレール注文が約定するからです。

 

ただしトレール幅を狭くし過ぎると、だましでエントリーする恐れがあるため、トレール幅はチャネルライン(トレンドラインと並行に引いた線)よりも広く設定しましょう。

 

 

トレール注文の3つのデメリット

トレール注文のデメリット

 

トレール注文には次のデメリットもあります。

 

・最も有利なレートで約定できない
・だましに弱い
・レンジ相場では効果を発揮しない

 

対策とあわせて見ていきましょう。

 

 

最も有利なレートで約定できない

ひとつ目は、最も有利なレートでは約定できない点です。

 

逆指値注文が執行された時、トレール幅の分だけ不利になるからです。

 

例えば1米ドル = 129円の買いポジションを持っている時、現在のレートが131円でトレール幅が1円としましょう。

 

今131円で決済すれば、利益は【131円 - 129円 = 2円】です。

 

しかしトレール注文だと130円で決済され、利益は【130円 - 129円 = 1円】に減ってしまいます。

 

 

だましに弱い

2つ目はだましに弱い点です。

 

逆指値注文は不利な方向には更新されないためです。

 

だましが発生して一時的にチャートが変動すると、意図せずトレール価格が約定する恐れがあります。

 

だましによる約定を回避するには、トレール幅を広めに設定しましょう。

 

 

レンジ相場の中では効果を発揮しない

トレール注文はレンジ相場の中では効果を発揮できません。

 

レンジ相場は一定の値幅で上下を繰り返し、チャートが高値(安値)を更新しないからです。

 

トレール価格が更新されないため、通常の逆指値注文と同じ状態になります。

 

トレール幅をレンジよりも広く設定すれば、ブレイク後のトレンドを狙うことはできます。

 

トレール注文を使う時の注意点

トレール注文の注意点

 

トレール注文を使う時は下記の点に注意が必要です。

 

・トレール幅を狭くし過ぎない
・経済指標の発表前後は注文を止める

 

トレール注文のメリットを活かせない恐れがあるので、しっかり覚えておきましょう。

 

 

トレール幅を狭くし過ぎない

ひとつ目はトレール幅を狭くし過ぎないことです。

 

トレール幅が狭いと、だましで簡単に逆指値注文が約定してしまうためです。

 

トレンドに追随して利益を伸ばせないだけではく、トレール幅の分だけ不利なレートで約定します。

 

トレール幅を狭くするよりは、実勢レートで成行注文を出す方が有利なレートで約定できますよ。

 

 

経済指標の発表前後は注文を止める

経済指標の発表前後はトレール注文を停止しましょう。

 

値動きが不規則で大きくなり、トレール価格が伸びずに約定しやすいからです。

 

その時間はスプレッドも広がりやすいので、トレール注文以外でも利益は狙いにくくなります。

 

値動きが落ち着いて、スプレッドが戻ってから取引しましょう。

 

トレール注文がおすすめな人

トレール注文は次の人におすすめです。

 

・損失を抑えつつ利益を狙いたい
・チャートを離れていても利益を伸ばしたい
・エントリーが早くて損失が出てしまう
・決済が早くて含み益を伸ばせない

 

チャートの動きに応じて逆指値レートを調整してくれるのはトレール注文だけなので、上手く使えば利益を伸ばせますよ。

 

トレール注文を使うのにおすすめのFX会社3選

「トレール注文を使いたい!」そんな人には、次のFX会社がおすすめです。

 

なぜなら、トレール注文機能があることはもちろん、ツール自体も使いやすく、スムーズに取引がしやすいからです。

 

口座選びに迷った際は参考にしてみてくださいね。

 

 

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トレール注文を活用した4つの取引手法

トレール注文を活用した取引手法を4つ紹介します。

 

①上昇トレンドへの転換を狙った買いエントリー
②下降トレンドへの転換を狙った売りエントリー
③下降トレンドで利益を伸ばして買い決済
④上昇トレンドで利益を伸ばして売り決済

 

少し複雑に感じるかもしれませんが、覚えておくと様々な局面で利益を狙えますよ。

 

※トレール注文は基本的に決済で使える注文方法です。新規で使えるFX会社は、ヒロセ通商JFXなどごくわずかなので注意しましょう。

 

 

上昇トレンドへの転換を狙った買いエントリー

トレール注文を使った買いエントリー

 

上昇トレンドへの転換を狙った買いエントリー手法です。

 

下降トレンドではトレール価格が下がるため、レートが下がるほど安く買えます。

 

チャートの安値からトレール幅の分だけ上昇すれば、上昇トレンドへの転換の可能性が高いポイントでエントリーできます。

 

トレンド転換のだましを回避するには、トレール幅をチャネルラインよりも広く設定しましょう。

 

 

下降トレンドへの転換を狙った売りエントリー

トレール注文を使った売りエントリー

 

2つ目は、下降トレンドへの転換を狙った売りエントリーです。

 

上昇トレンドではトレール価格が上がるため、レートが上がるほど高く売れます。

 

チャートの高値からトレール幅の分だけ下落すれば、下降トレンドへの転換の可能性が高いポイントでエントリーできます。

 

 

下降トレンドで利益を伸ばして買い決済

トレール注文を使った買い決済

 

売りポジションの保有時に逆指値買いのトレール注文を出す手法です。

 

下降トレンドは直近の高値を更新せずに安値を切り下げるため、トレール価格が下がって決済時の利益を伸ばせます。

 

だましに遭って決済されないよう、トレール幅はチャネルラインより広く設定しましょう。

 

 

上昇トレンドで利益を伸ばして売り決済

トレール注文を使った売り決済

 

買いポジションの保有時に逆指値売りのトレール注文を出す手法です。

 

上昇トレンドは直近の安値を更新せずに高値を切り上げるため、トレール価格が上がって決済時の利益を伸ばせます。

 

デモトレードでトレール注文が使えるFX会社

ぶっつけ本番で注文を試すのに、ためらう人もいると思います。

 

そんな場合は、デモトレードで練習してから本番にのぞむのがおすすめです。

 

デモトレードでトレール注文を練習するなら、以下のFX会社を利用しましょう。

 

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GMO外貨
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デモトレ登録
ヒロセ通商
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JFX
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FXブロードネット
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メアド + ニックネーム
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ひまわり証券
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本番で使うことも想定して、ツールの機能やスプレッドの狭さなどを総合的に見てFX会社を選んでくださいね。

 

 

トレール注文を上手に活用する3つのポイント

トレール注文を活用するポイント

 

トレール注文を上手く使うには3つのポイントがあります。

 

・強いトレンド相場を待つ
・取引の終盤につれてトレール幅を狭くする
・目標まで実勢レートが伸びたら手動で決済する

 

初心者や忙しくてチャートをあまり見れない人でも実践できるので、ぜひ覚えておきましょう。

 

 

強いトレンド相場を待つ

まずは強いトレンド相場を探します。

 

トレンドが強いほどトレール注文で利益を大きく伸ばせるからです。

 

強いトレンドのサインを探す時は、下記のインジケーターが使いやすいです。

 

インジケーター 上昇のサイン 下落のサイン
移動平均線 ・短期線が長期線を下から上に抜ける(=ゴールデンクロス)
・短期線が長期線を垂直に近い角度で抜けるほど強い
・短期線が長期線を上から下に抜ける(=デッドクロス)
・短期線が長期線を垂直に近い角度で抜けるほど強い
MACD ・MACD線がシグナル線を下から上に抜ける(=ゴールデンクロス)
・MACD線がシグナル線を垂直に近い角度で抜けるほど強い
・ゴールデンクロスがゼロラインより下に離れるほど強い
・MACD線がシグナル線を上から下に抜ける(=デッドクロス)
・MACD線がシグナル線を垂直に近い角度で抜けるほど強い
・デッドクロスがゼロラインより上に離れるほど強い
ボリンジャーバンド ・バンドが収縮した状態で、チャートが+2σを上に抜ける ・バンドが収縮した状態で、チャートが-2σを下に抜ける

 

多くのサインが重なるほどより強いトレンドが期待できますが、多過ぎるとサインが重なるタイミングが来なくなるので、同時に使うのは2~3個にとどめましょう。

 

 

 

取引の終盤につれてトレール幅を狭くする

2つ目は取引の終盤につれてトレール幅を狭くすることです。

 

そうすれば、少しでも実勢レートに近い有利なレートで約定できるからです。

 

ただし、短い時間足を使うとトレール幅の調整に手間がかかります。

 

忙しくてチャートを見る時間がない人は、1日1回程度チャートをチェックすれば済むように、4時間足や8時間足、日足を使ったスイングトレードがおすすめだ。

 

 

目標まで実勢レートが伸びたら手動で決済する

目標まで実勢レートが伸びたら手動で決済しましょう。

 

そうすればトレール幅分の上昇を待たずに利益を確定できるからです。

 

【前提条件】

・1米ドル = 129円で1万通貨の買いポジションを保有
・目標利益 = 3万円
・トレール幅 = 1円

 

上記の条件で実勢レートが132円まで上昇した場合、トレール注文のままだと、トレール幅が1円のため逆指値の売り注文は131円です。

 

このままチャートが上昇せずトレール価格が約定すると131円で決済され、利益は2万円となり目標に届かない。

しかし、実勢レート132円で手動決済すれば利益は3万円となり、目標を達成できるぞ。

 

まとめ トレール注文を活用して利益を狙おう!

FXには様々な注文方法があり、使いこなせれば効率的な取引ができるようになります。

 

この記事で紹介した「トレール注文の仕組みと上手な使い方」を身につければ、取引手法のバリエーションが増え、様々な局面で利益を狙えるようになりますよ。

 

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

 

・トレール注文はチャートの動きに逆指値レートを追跡させる方法
・損失を抑えながら利益を最大限伸ばしたい人におすすめ
・レンジ相場には弱いのでトレンド相場で使おう

 

最初はトレールの仕組みがわかりづらく感じるかもしれません。

 

しかし、損失を抑えつつ利益を伸ばせる優秀な注文方法なので、ぜひ使ってみてくださいね。

 

 

参考元