IFO注文の仕組みやメリット・デメリット、具体的な取引手法を紹介します。IFO注文はエントリー、利確、損切り注文を3つまとめて出せます。そのため忙しくてチャートに張り付けない人でも、損益を決めて取引を自動化できるのが最大の特徴です。
【FXのIFO注文】メリット・デメリットは?使う際のコツと実践方法

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「IFO注文ってどんな仕組み?」

「IFO注文の使いどころが知りたい」

「チャートを離れていても利益を狙いたい」

といった悩みを解消できる記事を用意しました。

 

IFO注文は、エントリー、利確、損切りの3つを同時に出せる注文方法です。

発注する時の入力項目は複雑に見えますが、エントリー前から利益と損失を決められるので、リスク管理の点から非常に優秀な注文と言えます。

 

そこでこの記事では、IFO注文の仕組みやメリット・デメリットを初心者にもわかりやすくお伝えします。

 

IFO注文を活用した取引方法がわかるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

この記事でわかること
・IFO注文の仕組み
・IFO注文のメリット・デメリット
・IFO注文を活用した4つの取引手法
・デモトレードで注文方法を試せるFX会社
・取引ツールが使いやすいFX会社

 

IFO(イフダンオーシーオー)注文とは?
IFO注文の仕組み
STEP1 エントリー・利確・損切り注文を設定する
STEP2 エントリー注文が約定したら利確・損切り注文が発注される
STEP3 利確・損切り注文のどちらかが約定すればもう片方はキャンセルされる
FXの注文方法一覧
IFO注文のデモトレードができるFX会社
IFO注文のメリット
3つの注文が一度で済む
リスク管理がしやすい
IFO注文のデメリット
注文内容の入力に時間がかかる
エントリー注文が約定しないと利益が狙えない
IFO注文の注意点とコツ
IFO注文を活用した4つの取引手法
指値買いエントリー
指値売りエントリー
逆指値買いエントリー
逆指値売りエントリー
IFO注文が使いやすいFX会社3選
まとめ IFO注文を活用してリスク管理をしよう!

IFO(イフダンオーシーオー)注文とは?

IFO注文の基本

 

IFO(イフダンオーシーオー)注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。

 

新規・指値・逆指値の3つの注文を同時に発注できるのが特徴です。

 

上手く活用すればエントリー前から損益を決められるので、リスク管理がしやすくなります。

 

 

IFO注文の仕組み

IFO注文の仕組みを3つのステップで詳しく見ていきましょう。

 

STEP1 エントリー・利確・損切り注文を設定する
STEP2 エントリー注文が約定したら利確・損切り注文が発注される
STEP3 利確・損切り注文のどちらかが約定すればもう片方はキャンセルされる

 

 

STEP1 エントリー・利確・損切り注文を設定する

IFO注文はエントリー、利確、損切り注文を同時に設定します。

 

IFO注文の出し方

①エントリー = 127円で買い
②利確 = 129円で指値売り決済(約定すれば2円分の利益)
③損切り = 126円で逆指値売り決済(約定すれば1円分の損失)

 

 

STEP2 エントリー注文が約定したら利確・損切り注文が発注される

エントリー注文が約定したら、利確・損切り注文が発注されます。

 

上記の例だと、127円の買いエントリー注文が約定した後に、129円の利確注文と126円の損切り注文が発注されます。

 

エントリー注文が約定する前にレートが129円に達しても、利確注文が未発注のため約定しないので、2円分の利益は得られません。

 

なお、利確・損切り注文が発注された後でもレートの変更や注文のキャンセルは可能です。

 

ただし、利確・損切り注文をキャンセルしてもエントリー注文は有効なままなので、ポジションを放置しないよう注意しよう。

 

 

STEP3 利確・損切り注文のどちらかが約定すればもう片方はキャンセルされる

利確・損切り注文のどちらかが先に約定すれば、もう片方はキャンセルとなります。

 

上記の例だと、下記のように注文が実行されます。

 

IFO注文の決済の仕方
  • 129円の利確注文が先に約定:126円の損切り注文はキャンセル
  • 126円の損切り注文が先に約定:129円の利確注文はキャンセル

 

FXの注文方法一覧

FXは注文方法を使いこなすことで、効率的に取引できるようになります。

 

IFO注文以外にも様々な注文方法があるので、仕組みを簡単に確認しておきましょう。

 

注文方法 特徴
成行注文 ・今のレートで注文を約定させる
指値注文 ・今よりも有利なレートで発注する
逆指値注文 ・今よりも不利なレートで発注する
IFD注文 ・エントリー注文と決済注文を同時に出せる
・決済注文は指値(利確)か逆指値(損切り)のいずれかひとつしか出せない
OCO注文 ・指値注文と逆指値注文を同時に発注し、いずれかが約定すればもう片方はキャンセルされる
トレール注文 ・指定した値幅を保ちながら、チャートの高値(安値)の更新を追跡して損切りレートを変動させる方法
リバース注文(ドテン注文) ・同じ通貨ペアで買いポジションを売りポジションに一度に変換する方法
・売り→買いの逆方向の取引もできる

 

 

IFO注文のデモトレードができるFX会社

いきなり本番で注文を試すのが怖いという初心者もいるかと思います。そんなときは、デモトレード練習するのがおすすめです。

 

デモトレードでIFO注文を練習するなら、以下のFX会社を利用しましょう。

 

FX会社 手軽さ スマホアプリ対応 詳細
みんなのFX
登録不要
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GMO外貨
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ヒロセ通商
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IFO注文のメリット

IFO注文のメリット

 

IFO注文のメリットは次の2つです。

 

・3つの注文が一度で済む
・リスク管理がしやすい

 

特にリスク管理において重要な役割を果たすので、ぜひ覚えておきましょう。

 

 

3つの注文が一度で済む

IFO注文ならエントリー、利確、決済の3つの注文が一度で済みます。

 

3回に分けて発注する必要がないため、注文の手間が減ります。

 

また、エントリー注文の約定を待たずに利確・損切り注文を出せるので、チャートに張り付く必要がなくなるのもメリットです。

 

 

リスク管理がしやすい

IFO注文はリスク管理に最適な注文方法と言えます。

 

チャートを監視し続けなくても、利益と損失を決められるからです。

 

仕事や家事で忙しくてチャートを見る時間がない人でも、安全に運用できますよ。

 

IFO注文のデメリット

IFO注文のデメリット

 

IFO注文には次のデメリットもあります。

 

・注文内容の入力に時間がかかる
・エントリー注文が約定しないと利益が狙えない

 

対策とあわせて見ていきましょう。

 

 

注文内容の入力に時間がかかる

ひとつ目は注文の入力に時間がかかることです。

 

エントリー、利確、損切りの3つ分をまとめて入力する必要があるためです。

 

注文内容を入力している間にレートが変動するとチャンスを逃す恐れがあるので、数秒~数分の取引で利益を狙う超短期売買には不向きかもしれません。

 

IFO注文は、デイトレードやスイングトレードといった長期の時間足を使った取引スタイルに向いていると言えます。

 

 

エントリー注文が約定しないと利益が狙えない

エントリー注文が約定しない限り、利益を狙えません。

 

なぜなら、エントリー注文が約定しないと利確・損切り注文が発注されないからです。

 

相場分析を行い、なるべく高い確率でエントリー注文が約定しそうなポイントを探しましょう。

 

 

IFO注文の注意点とコツ

IFO注文の注意点

 

発注レートと異なるレートで約定する現象をスリッページと呼びます。

 

IFO注文を使う際は、決済時のスリッページに注意が必要です。

 

スリッページが発生すると、損切り注文が予定より不利なレートで約定して、想定以上の損失が出ます。

 

対策するには、許容値をあらかじめ設定しておくのがコツです。

 

許容値を設定すれば、それを超えるスリッページが発生した時に注文が約定しなくなるので、想定以上の損失は防げる。

ただし許容値を小さくし過ぎると、損切り注文が約定せず含み損が膨らむ恐れがあるので、5pips以上に設定しよう。

 

IFO注文を活用した4つの取引手法

IFO注文を活用した取引手法を4つ紹介します。

 

①指値買いエントリー
②指値売りエントリー
③逆指値買いエントリー
④逆指値売りエントリー

 

エントリー、利確、損切り注文の3つをまとめて出すため混乱しやすいので、具体的なレートを使って仕組みを覚えておきましょう。

 

 

指値買いエントリー

IFO注文を使った指値買い

①エントリー = 131円
②利確 = 133円
③損切り = 130円

 

現在レートから下がったところで指値買いエントリーする手法です。

 

エントリー後、133円に上昇すれば2円分の利益、130円に下落すれば1円分の損失になります。

 

 

指値売りエントリー

IFO注文を使った指値売り

①エントリー = 129円
②利確 = 127円
③損切り = 130円

 

現在レートのから上がったところで指値売りエントリーする手法です。

 

エントリー後、127円に下落すれば2円分の利益、130円に上昇すれば1円分の損失です。

 

 

逆指値買いエントリー

IFO注文を使った逆指値買い

①エントリー = 129円
②利確 = 131円
③損切り = 128円

 

現在レートのから上がったところで、さらなる上昇を狙って逆指値買いエントリーすることで、上方向のブレイクを狙う場面で使います。

 

エントリー後、131円に上昇すれば2円分の利益、128円に下落すれば1円分の損失です。

 

 

逆指値売りエントリー

IFO注文を使った逆指値売り

①エントリー = 131円
②利確 = 129円
③損切り = 132円

 

現在レートのから下がったところでさらなる下落を狙って逆指値売りエントリーする手法で、下方向のブレイクを狙う場面で使います。

 

エントリー後、129円に下落すれば2円分の利益、132円に上昇すれば1円分の損失です。

 

IFO注文が使いやすいFX会社3選

スムーズに注文するためには、取引ツールの使いやすさが大切です。

 

これから紹介する3社は初心者でも利用しやすいFX会社なので、口座選びの際は検討してみてくださいね。

 

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

GMOクリック証券
 
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円

0.2銭

0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨 最大550,000円

スプレッドは原則固定(※例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位

 

・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実

 

スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!

 

初心者から上級者が使っているFX会社だ。

 

初心者からプロまで、GMOクリック証券が一番おすすめ!

 

 

 

100円からできるFX「松井証券」

松井証券
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.5銭 1.1銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1通貨
マイナススワップが大きい
最大100万円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
 

1通貨(ドル円なら5円)からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実

 

最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1通貨(ドル/円なら5円)から取引が可能!

 

レバレッジ1倍なら100円、25倍なら5円という少額で取引ができるのが最大の特徴よ。

 

少額から取引ができるので大損するリスクが無く、初心者でも安心して取引ができるわ。

 

 

 

低スプレッド・高スワップ!「GMO外貨」

GMO外貨

 

スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.4銭 0.8銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨
マイナススワップが大きい
最大550,000円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
*キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

1000通貨(ドル円なら5千円)からFXの取引が可能
・トルコリラなどの高金利通貨のスワップが高く、スワップ狙いの取引に最適
・スマホの取引ツールが使いやすいことで有名

 

最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1000通貨(ドル/円なら5千円)から取引が可能!

 

スプレッドが安く、高スワップなので短期から中長期まで対応できる万能型のFX会社よ。

 

高機能の分析ツールが有名で、スマホでのツールも使いやすく人気の高いFX会社。

 

 

まとめ IFO注文を活用してリスク管理をしよう!

FXには様々な注文方法がありますが、中でもIFO注文はエントリーから利確・損切りまで一括で発注できるので、非常に便利です。

 

この記事で紹介した「IFO注文を活用した取引手法」が使えるようになれば、忙しくてチャートを見られない人でもリスク管理をしながら運用できますよ。

 

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

 

・IFO注文はエントリー・利確・損切り注文を同時に出せるのが特徴
・エントリー前から利益・損失を決められるためリスク管理がしやすい
・エントリー注文の出し方によって4つの使い方で利益を狙える

 

「発注する時の入力項目が多くてややこしそう」と最初は思うかもしれませんが、慣れると簡単に発注できるようになります。

 

チャートを離れていてもリスク管理ができる優秀な注文方法なので、必ず覚えておきましょう!

 

 

参考元