FXの指値注文の使い方と活用法を徹底解説! どんな場面やチャートの時に使えば良いのかわかり、効率的に利益を出せるようになります。FX初心者にありがちな「どのレートに指値注文を設定すれば良いのかがわからない」が防げ、根拠を持った指値注文ができるようになります。
【FXの指値注文とは?】利益が増える活用法と損をしないコツ

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「指値注文ってどう使うの?」

「どうやったら利益が出せるの?」

「指値注文を使った具体例が知りたい」

といった悩みや疑問を解決できる記事です。

 

指値注文とは、現在の為替レートよりも有利なレートになったら約定するように指定する注文方法です。

 

レートを指定するだけで簡単に取引でき、チャートを常に見る必要もありません。

 

便利で簡単な指値注文だが、どこのレートを指定して指値注文するかで勝敗が大きく変わるぞ!

 

なぜなら、相場の方向性や節目について理解をしていないと、適切なレートに指値注文をできず、利益が出せないからだ。

 

こちらの記事では、現役トレーダーの私が「初心者でも利益を出せる指値注文の方法」を説明しています。

 

ぜひ、最後まで読んで指値注文を使って利益を出せるようになってくださいね。

 

この記事でわかること

・指値注文の仕方
・指値注文をするレートの見分け方
・指値注文を使った利益の出し方

 

 

指値注文とは?
逆指値注文とは?
成行・指値・逆指値注文の違いは?
新規買いの指値注文
「買い」ポジションを持っている場合の指値注文(決済注文)
新規売りの指値注文
「売り」ポジションを持っている場合の指値注文(決済注文)
指値注文のメリット
チャートを見続けなくてもいい
突発的な取引が少なくなる
指値注文のデメリット
注文が約定しにくい
現在のレートと指値位置が近いと注文できない
指値注文をするレートの決め方
初心者におすすめの取引設定
指値注文が使いやすい、おすすめのFX会社
FXの指値注文 まとめ

指値注文とは?

指値注文とは

 

指値注文とは、自分にとって有利な為替レートを指定して取引をする注文方法です。

 

一定のレートで相場が上下するレンジ相場などで主に使われます。

 

レンジ相場での指値注文
現在のレート:100円
高値(上限):101円
安値(下限):99円

 

99円になったら買いを入れて、101円になったら売りの決済をするイメージです。

101 - 99 = 2円が利益となります。

 

売りの場合は101円で売って、99円で買いの決済をします。

101 - 99 = 2円が利益です。

 

チャートを常に見られない人でも、十分に利益を狙えるのが魅力です。

逆指値注文とは?

指値注文とは

 

逆指値注文とは、指値注文の逆で「自分にとって不利なレート」で取引する注文方法です。

 

おもに下記の用途で使います。

・新規注文 = トレンドフォロー、レンジブレイク狙い
・決済注文 = 損切り

 

トレンドフォローとは?

 

トレンドフォローとは?

 

トレンドフォローとは、「上昇相場なら買い・下落相場なら売り」のように、相場の流れにそったトレードのことを言います。

上昇相場なのに売りで入ったりすることを逆張りと言い、失敗すると大きな損失を出しやすく、FXのトレードの基本はトレンドフォローと言われています。

レンジブレイクとは?

 

レンジブレイクとは?

 

レンジブレイクとは、レンジ相場の「上限・下限」のレートを超えることを言います。

レンジの上限、下限には損切り注文が溜まっていることが多く、レンジを抜けると損切りを巻き込んだ大量の注文が発生し、1方向に相場が大きく動くことがあります。

例えばドル/円のレンジ相場の上限が101円だった場合、それを超えると102円、103円と1方向に相場が動きやすくなります。

損切り注文とは?

 

損切り注文

 

損失を確定(限定)させる注文のことを損切り注文と言います。

自分が予想した方向と相場が逆に動いたときに、想定以上の大損をしないために、必ず損切り注文を入れる癖をつけることが重要です。

基本的には新規注文と同時に損切り注文を発注するか、新規注文後に損切り注文を発注します。

買いの新規注文の場合は現在のレートより低いレート、売りの損切り注文は現在のレートより高いレートに損切り注文を入れます。

 

とくに決済注文の損切り(大損防止)は、FXを長く続けるために重要な要素です。

 

初心者のうちはしっかりと確認し、身につけていきましょう。

成行・指値・逆指値注文の違いは?

  成行注文 指値注文 逆指値注文
発注レート 現在のレート 現在のレートよりも有利なレートを指定 現在のレートよりも不利なレートを指定
使うタイミング すぐに注文したいとき ・狙ったレートで新規注文したい
・狙ったレートで利益確定したい
・トレンドフォロー狙い(新規注文)
・レンジブレイク狙い(新規注文)
・損をする前に利益を確保したい
・損失を限定したい(損切り)
オススメの取引 ・スキャルピング
・デイトレード
・デイトレード
・スイング、長期トレード
・デイトレード
・スイング、長期トレード
注意点 スプレッドが比較場合がある ・注文が成立しない場合がある
・成行より注文が通りにくい
・急落、急騰で指値からズレて約定する場合がある
・注文が成立しない場合がある
・成行より注文が通りにくい
・急落、急騰で指値からズレて約定する場合がある

 

まずは、基本となる3つの注文方法を理解して適切に使えるようにしましょう。

 

他にも指値・逆指値を組み合わせて使う以下の注文方法もあるぞ。

 

  • OCO注文
  • IFD注文
  • IFD-OCO注文
  • トレール注文

 

基本の指値注文を理解したあとは、こちらの注文方法も使ってみましょう。

 

各注文機能が使いやすく、チャートの分析機能が高品質なGMOクリック証券が便利でおすすめです。

 

注文は以下の4つです。

・新規買いの指値
・買いポジションを持っている場合の指値注文(決済注文)
・新規売りの指値
・売りポジションをもっている場合の指値注文(決済注文)

 

新規買いの指値注文

 

新規で買い注文をする場合には、現在の為替レートよりも下落した位置でレートを指定します。

 

  • 現在のレート:100円
  • 指値注文位置 = 100円より下のレート 
  • 例:99円で買いの指値注文

 

指定した99円にレートが達すると「買い」注文が約定し、99円よりレートが上昇すれば利益が発生します。

 

「買い」ポジションを持っている場合の指値注文(決済注文)

「買い」ポジションを持っている場合の指値注文(決済注文)は、保有しているポジションのレートより上の位置を指定して利益確定を狙います。

 

  • 保有ポジション:100円
  • 指値注文位置 = 100円より上のレート
  • 例:101円で売りの指値注文(決済注文)

 

指値注文位置 = 100円より上のレート 例:101円

指定した101円にレートが達すると「101 - 100 = 1円」が利益となります。

 

新規売りの指値注文

売りの指値注文

 

新規で売り注文をする場合には、現在の為替レートよりも上昇した位置でレートを指定します。

 

  • 現在のレート:100円
  • 指値注文の位置 = 100円より上のレート
  • 例:101円で売りの指値注文

 

指定した101円にレートが達すると「売り」注文が約定し、101円よりレートが下落すれば利益が発生します。

 

「売り」ポジションを持っている場合の指値注文(決済注文)

「買い」ポジションを持っている場合の指値注文(決済注文)は、保有しているポジションのレートより下の位置を指定して利益確定を狙います。

 

  • 保有ポジション:100円
  • 指値注文位置 = 100円より下のレート
  • 例:99円で買い指値注文(決済注文)

 

指定した99円にレートが達すると「100 - 99 = 1円」が利益となります。

指値注文のメリット

指値注文のメリット

 

とても便利な指値注文のメリットは以下の2つです。

・チャートを見続けなくてもいい
・突発的な取引が少なくなる

 

チャートを見続けなくてもいい

チャートを見続ける必要がない

 

指値注文を入れておくと、チャートを見続ける必要がありません。

 

なぜなら、一度注文を入れておけば自動で注文、決済を行ってくれるからです。

 

ただし、注文には「当日・週末・無期限」など有効期間が存在します。

 

普段は仕事で忙しくてチャートを見られない人も、1日1回くらいはチャートと注文結果を確認するのがオススメです。

 

突発的な取引が少なくなる

一度チャートを見て考えてから指値注文をするので、相場の状態を分析した根拠のあるトレードができます。

 

初心者のうちは、成行注文で突発的な根拠のない取引をしてしまいがちです。

 

成行注文は仕組み的に、その時の相場の値動きで判断してしまうからです。

 

最初は取引回数を増やし過ぎず、チャートを見て根拠のある取引をしていきましょう。

指値注文のデメリット

指値注文のデメリット

 

指値注文のデメリットは以下の3つです。

・注文が約定しにくい
・現在のレートと指値位置が近いと注文できない
・初心者には設定が難しい

 

注文が約定しにくい

指値注文したレートが現在のレートから大きく離れていると、指値注文が約定しにくいです。

 

レートの動きが小さい日は、指定したレートに届かないからです。

 

レートの動きは相場の状況で毎日違います。

 

初心者のうちはトレードを毎日したい気持ちになってしまいがちですが、焦って取引しても良い結果は得られにくいです。

 

注文が約定しにくい場合も、グッと堪えて根拠のある取引をするのが大切ですよ。

 

現在のレートと指値位置が近いと注文できない

指値注文は、現在のレートと近すぎる位置の指定ができません。

 

なぜなら、「指値・逆指値注文」にはレートの注文範囲があるからです。

 

注文範囲は「証券会社、通貨、相場環境」などで変わります。

 

たとえば、GMOクリック証券の場合は下記の通りです。

 

買い

売り

指値

-0.1〜 -1000pips

0.1 〜 1000pips

逆指値

0.1 〜 1000pips

-0.1 〜 -1000pips

※ZAR/JPYとMXN/JPYは300pips

 

表をみるとプラスマイナス0.1から指定できるのですが、チャートが変動している影響で3pips以内の指定は受付られない場合も多いですよ。

指値注文をするレートの決め方

まずは「週足 → 日足 → 4時間足」の順でチャートを見て、レンジ相場かトレンド相場かを判断しましょう。

 

・レンジ相場:レンジの「下限と上限」付近に反発狙いの指値注文
・レンジブレイク狙い:レンジの「下限と上限」を超えたレートに逆指値注文

 

指値注文時に必ず損切り注文も同時にして、予想と逆に相場が動いた場合のリスクヘッジが重要です。

 

損切り注文はどの時間足でトレードをするかによって変わってきます。


指値注文からいくら逆に相場が動いたら損切りするかは下記を参考にしてください。

損切注文(ドル/円の取引の場合)
・週足:3~5円
・日足:1~2円
・4時間足:50銭

初心者におすすめの取引設定

・ドル/円で取引 →  相場の動きがゆるやかで初心者向き

・少額で取引 →  最初は絶対に損をするので、取引量を減らして損を少なくする

・レンジ相場でのみ取引をする →  相場の70%がレンジ相場(勝率UP)

・日足で相場を判断 →  チャートの分析がしやすく、レンジ相場かトレンド相場かの判断が簡単

 

初心者には、指値注文を正しく設定するのが難しいです。

 

なぜなら、初心者は相場が「上がるのか・下がるのか」予想するのが難しいからです。

 

相場を予想するには知識と経験が必要ですが、経験を積む前に大損をしてFXをやめてしまうトレーダーが多くいます。

 

まずは少額で取引をして損失を少なくししつつ、経験と知識を積んで継続して勝てるようになってから徐々に取引量を増やしていきましょう!

 

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FXの指値注文 まとめ

「指値注文を制する者は、FXを制する」と言われるほど、FXの基礎でありながら極意とも言えるのが指値注文です。

 

指値を使うのが重要なのではなく、どのレートに指値注文をするのかが重要です。

 

指値注文のまとめは下記の通りです。

・指値注文は自分に有利なレートで注文をすること
・逆指値注文は自分に不利なレートで注文をすること
・逆指値は損切り(損失限定)をするために使われることが多い
・レンジの下限と上限付近で指値をするのが通常の使われ方
・レンジブレイク狙いは下限・上限を超えたレートに逆指値をして、トレンドフォローを狙う

 

指値注文を上手く使いこなして、「損小利大」を実現しましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。