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「トレンドラインの見方と正しい引き方が知りたい」
「トレンドラインが相場分析に効くのはなぜ?」
「トレンドラインを使った取引手法を教えて!」
といった悩みを持つ人はきっと多いはず。
トレンドラインはチャートの高値と安値を結んだ直線で、相場の方向感や取引のタイミングがつかめます。
相場分析のもっとも基本的な手法であり、覚えておくと多くのトレーダーと同じ根拠で取引できるため利益を出しやすいです。
そこでこの記事では、トレンドラインの見方と正しい引き方、初心者でも簡単にできる5つの取引手法をわかりやすくお伝えします。
トレンドラインを使ったことがなくても実践的な手法が身につくので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
・トレンドラインが相場分析に効く理由
・トレンドラインでわかる3つのこと
・正しくトレンドラインを引く3つのポイント
・ツールが使いやすいFX会社3選
・トレンドラインを使った5つの手法
・トレンドラインを上手に活用するコツ
・サポートライン
・レジスタンスライン
・チャネルラインとの違い
・トレンドラインが相場分析になぜ効くのか?
・トレンドラインだけで勝てる?
・トレンドラインでわかる3つのこと
・相場のトレンド
・トレンドの強弱
・売買ポイント
・正しくトレンドラインを引く3つのポイント
・ローソク足のヒゲを含めたチャートで引く
・2点以上の高値・安値を結ぶ
・レンジ相場では水平に引く
・初心者は慣れるまで引き方を練習しよう
・練習も本番も!ツールが使いやすいFX会社3選
・トレンドラインを使った5つの手法
・①サポートラインでの押し目買い
・②レジスタンスラインでの戻り売り
・③水平線での安値買い・高値売り
・④ラインブレイクでトレンド転換を狙う
・⑤ラインブレイクで損切りする
・トレンドラインを上手に活用するコツ
・ラインを引きすぎない
・スタイルに合った時間足を使う
・まとめ チャート分析の基本トレンドライン
トレンドラインとは?
トレンドラインは、チャートの高値同士または安値同士を結んだ直線です。
ラインの傾きやチャートとの位置関係から、相場のトレンド(方向性)を判断します。
多くのトレーダーが使うもっとも基本的なテクニカル指標で、相場予測に役立つのでぜひ覚えておきましょう。
トレンドラインにはサポートラインとレジスタンスラインの2種類があるので、これから詳しく解説します。
サポートライン
サポートラインは「支持線」とも呼ばれ、チャートの安値同士を結んだ右上がりの直線です。
このラインに安値を支えられながらチャートが右上がりに上昇します。
サポートラインが引けたときは、上昇トレンドを予測して買いエントリーすると利益を出しやすいです。
具体的な取引手法は「トレンドラインを使った5つの手法」で詳しくお伝えしますね。
レジスタンスライン
レジスタンスラインは「抵抗線」とも呼ばれ、チャートの高値同士を結んだ右下がりの直線です。
このラインに高値を抑えられながら、チャートが右下がりに下落するのが特徴です。
レジスタンスラインが引けた時は、下降トレンドを予測して売りエントリーすると利益が出しやすくなります。
チャネルラインとの違い
チャネルラインは、トレンドラインと平行に引いた線です。
【上昇トレンドのチャネルライン】
・サポートラインの上に引く
・チャートの高値の目安になる
【下降トレンドのチャネルライン】
・レジスタンスラインの下に引く
・チャートの安値の目安になる
サポートラインやレジスタンスラインとの値幅を見て、エントリー・決済ポイントを判断するために使います。
トレンドラインが相場分析になぜ効くのか?
トレンドラインが相場分析に有効なのは、もっとも基本的なテクニカル指標として世界中で多くのトレーダーが使っているからです。
また、誰が引いても似た結果になるので、世界中のトレーダーが同じような行動を取ります。
相場にはトレーダーの思惑が反映されるため、多くの人と同じ根拠で取引すれば、予測通りにレートが動いて利益を出しやすくなります。
トレンドラインだけで勝てる?
トレンドラインだけで勝てる人はいるものの、初心者には難しいといえます。
なぜならトレンドラインだけで勝つには、チャートに現れるトレーダーの心理を理解する必要があるからです。
【トレーダーの心理を理解するために必要な情報】
- チャートの形や節目
- 値幅
- ニュース
- 経済指標など
多くの情報を収集して値動きを予測するのは、経験のあるトレーダーでも苦労する。
そのため初心者は、無理にトレンドラインだけで勝とうとするのではなく、他のテクニカル指標を試すなど、自身に合った分析手法を見つけるのが大切だ。
【トレンドライン以外の代表的なテクニカル指標】 | ||
テクニカル指標 | どんな指標? | 判断材料の例 |
移動平均線 | ・過去の一定期間の為替レートの平均値を表示。 ・短期・中期・長期の3本の線の傾きや、ローソク足との位置関係からトレンドを読む。 |
・ゴールデンクロス(短期線が長期線を上に抜ける)の発生:上昇のサイン ・デッドクロス(短期線が長期線を下に抜ける)の発生:下落のサイン |
ボリンジャーバンド | ・移動平均線を中心に、上下に引いた±3σのバンドとローソク足との位置関係から、相場の過熱感を読む。 | ・ローソク足が+2σに到達:買われすぎのため反落を予想し売りエントリー ・ローソク足が-2σに到達 :売られすぎのため反発を予想し買いエントリー |
MACD | ・MACD線とシグナル線の2本や0ラインとの位置関係からトレンドを読む。 | ・ゴールデンクロス(MACD線がシグナル線を上に抜ける)の発生:上昇を予測して買いエントリー ・デッドクロス(MACD線がシグナル線を下に抜ける)の発生:下落を予測して売りエントリー |
トレンドラインでわかる3つのこと
トレンドラインでは3つの情報がわかります。
・相場のトレンド
・トレンドの強弱
・売買ポイント
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
相場のトレンド
ひとつ目は相場のトレンドです。
トレンドラインが右上がりなら上昇トレンド、右下がりなら下降トレンドと判断します。
チャートが水平な2本線に上下を挟まれる形はレンジ(横ばい)です。
上昇トレンドに対しては買い、下降トレンドに対しては売りでエントリーすれば利益を出しやすいです。
レンジは安値買い・高値売りを繰り返して利益を狙います。
トレンドの強弱
トレンドラインの角度によって、トレンドの強さがわかります。
角度が垂直に近いほどトレンドが強く、トレンドの方向へレートが伸びやすいので、大きな利益を狙えます。
ただし、強いトレンドほど転換したときにレートが大きく反転しやすいので、転換のサインが出たら早めに損切りをして損失を抑えましょう。
売買ポイント
3つ目はエントリー・決済を行うポイントです。
右上がりのサポートラインに対しては上昇を予測して買いエントリーします。
右下がりのレジスタンスラインは下落を予測して売りエントリーです。
チャネルラインと併用して上下のラインで売買を繰り返せば、より多くの利益を狙えます。
【チャネルラインなし】
- 1米ドル円=120円で買って130円で売る→利益10円
【チャネルラインあり】
- 1米ドル円=120円で買って124円で売る→利益4円
- 123円で買って127円で売る→利益4円
- 126円で買って130円で売る→利益4円
- トータルの利益=12円
正しくトレンドラインを引く3つのポイント
正しくトレンドラインを引くには3つのポイントがあります。
・ローソク足のヒゲを含めたチャートで引く
・2点以上の高値・安値を結ぶ
・レンジ相場では水平に引く
予測の精度に影響するので、しっかり覚えておきましょう。
ローソク足のヒゲを含めたチャートで引く
トレンドラインは、ローソク足のヒゲを含めたチャートで引くのがポイントです。
トレーダーが多い欧米圏ではバーチャートが主流で、バーチャートの先端(=ローソク足のヒゲ)でトレンドラインを引く人が多いからです。
バーチャートの先端を意識するトレーダーが多いため、ローソク足のヒゲで売買のタイミングを図れば大勢と売買ポイントが近くなり、予測が実現しやすくなります。
2点以上の高値・安値を結ぶ
トレンドラインは2点以上の高値または安値を結んでください。
1点だけだとトレンドラインの角度が定まらず、トレンド予測に役立つ情報が得られないからです。
2点を結んだ延長線にローソク足がタッチすれば、売買ポイントとして判断できます。
レンジ相場では水平に引く
レンジ相場では水平に線を引きます。
安値にサポートライン、高値にレジスタンスラインを水平に引くと、売買のタイミングを見つけやすくなるためです。
レンジ相場は、チャートがレンジ内にある時とレンジから出る時が利益を狙うチャンスです。
初心者は慣れるまで引き方を練習しよう
初心者は慣れるまでトレンドラインの引き方を練習しましょう。
何度か引けば、トレンドの持続性や売買のタイミングがつかめるからです。
無料のデモトレードで練習するか、本番口座で入金せずにラインを引く練習だけするのも良いでしょう。
あわせて読みたい:【初心者向けFXの練習方法】おさえるべきポイントと本番に活かすコツ
練習も本番も!ツールが使いやすいFX会社3選
トレンドラインを引く練習をするのなら、ツールが使いやすいFX会社を利用するのが大切です。
また、練習の段階でツールを使いこなせるようになったら、そのまま同じ口座で本番に移行すれば取引もスムーズになるでしょう。
そこで、練習から本番まで利用するのにおすすめの、ツールや分析機能が使いやすいFX会社を3社紹介します。
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あわせて読みたい:【2024年最新版】おすすめFX会社!22社を21項目で徹底比較
トレンドラインを使った5つの手法
ここからは、トレンドラインを使った手法を5つ紹介します。
①サポートラインでの押し目買い
②レジスタンスラインでの戻り売り
③水平線での安値買い・高値売り
④ラインブレイクでトレンド転換を狙う
⑤ラインブレイクで損切りする
初心者でもやりやすいので、ぜひ覚えてくださいね。
①サポートラインでの押し目買い
ひとつ目はサポートラインでの押し目買いです。
「押し目」とは上昇トレンドにあるチャートが、一時的にサポートライン付近まで下落したポイントです。
上昇トレンドは押し目を起点にチャートが上昇しやすいので、このポイントで買いエントリーすれば利益を出やすくなります。
②レジスタンスラインでの戻り売り
2つ目はレジスタンスラインでの戻り売りです。
「戻り目」は下降トレンドにあるチャートが、一時的にレジスタンスライン付近まで上昇したポイントです。
下降トレンドは戻り目を起点にチャートが下落しやすいので、このポイントで売りエントリーすると利益を出しやすくなります。
③水平線での安値買い・高値売り
チャートが上下2本の水平線に挟まれているときは、安値買い・高値売りを繰り返す手法が有効です。
なぜならチャートが水平線に挟まれているときは、上下の線でチャートが反転しやすいからです。
例えば米ドル/円のチャートが128円と129円の水平線に挟まれていたら、次の流れで利益を狙います。
①128円で買いエントリー
②129円で売り決済(利益1円)+ 129円で売りエントリー
③128円で買い決済(利益1円)+ 128円で買いエントリー
④以降、②と③の繰り返し
④ラインブレイクでトレンド転換を狙う
4つ目はラインブレイクでトレンド転換を狙う方法です。
チャートがトレンドラインをブレイクすると、相場のトレンドが転換する可能性が高まるからです。
サポートラインをブレイクしたら、下降トレンドへの転換の可能性が高まるので売りましょう。
逆にレジスタンスラインをブレイクした場合、上昇トレンドへの転換の可能性が高まるので買います。
トレンド転換を早く察知できるほど、大きく利益を伸ばせるぞ。
⑤ラインブレイクで損切りする
ラインブレイクは、エントリーだけでなく損切りの目安にも使えます。
ブレイクを見て早めに損切りすれば、ブレイク後の勢いで短時間に大きく含み損が出る事態を避けられるからです。
例えば上昇トレンドで押し目買いをしたものの、サポートラインをブレイクしたら下降トレンドに転換しやすいので、損切りします。
逆に下降トレンドで戻り売りをした後、レジスタンスラインをブレイクしたら上昇トレンドに変わりやすいので損切りです。
トレンドラインを上手に活用するコツ
トレンドラインを上手に使うコツは2つあります。
・ラインを引きすぎない
・スタイルに合った時間足を使う
相場分析の効率と精度アップにつながるので、ぜひ覚えておきましょう!
ラインを引きすぎない
ひとつ目のコツは、ラインを引きすぎないことです。
【ラインを引きすぎると生じるデメリット】
・チャートが見にくくなる
・どのラインで取引のタイミングを判断すればいいか迷う
・チャンスを逃したり優位性の低い取引につながる
トレンドラインを引いて取引するときは、重要なラインに絞るようにしましょう。
スタイルに合った時間足を使う
自身のトレードスタイルに合った時間足を使うのも大切です。
時間足によって、チャートが表す時間の長さや値幅が異なるためです。
例えば、日足や週足といった時間・値幅が大きいチャートにトレンドラインを引き、数秒~数分で数pipsの小さな利幅を狙うスキャルピングのタイミングをつかむのは困難です。
下表を参考にスタイルに合う時間足を使い、勝ちやすい取引のタイミングをつかんでくださいね。
取引スタイル | よく使われる時間足(メイン) | よく使われる時間足(サブ) |
スキャルピング | 1分足、5分足 | 15分足、30分足 |
デイトレード | 30分足、1時間足 | 4時間足、8時間足 |
スイングトレード | 4時間足、8時間足 | 日足、週足 |
長期トレード | 日足、週足 | 月足 |
まとめ チャート分析の基本トレンドライン
トレンドラインはもっともポピュラーな相場分析方法です。トレンドを把握するうえで非常に大切なので、しっかり覚えておきましょう。
この記事で紹介した「トレンドラインを使った5つの手法」を実践すれば、初心者でも相場の方向感をつかめるようになり、FXで利益を出しやすくなりますよ。
それでは最後に、今回のおさらいです。
・トレンドラインはチャートの高値と安値を結んだ直線
・相場の方向感や優位性の高い取引のタイミングがわかる
・トレンドライン以外も試して自分に合う分析手法を見つけよう
トレンドラインはチャートに直線を引くだけの簡単な手法ですが、初心者がトレンドラインだけで安定して勝つのは難しいです。
チャートの形や節目、経済指標など様々な要因を踏まえて判断する必要があるので、他のテクニカル指標と組み合わせるなど使いやすい分析手法を見つけてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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