【株式投資初心者】プロに勝つのはムリだが…「小型株」ならチャンスありといえるワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

株式投資は、100戦錬磨のプロと一般投資家が同じ土俵で戦わなければならない、非常に厳しい世界です。圧倒的な情報量と経験値を持つプロたちと一般投資家では、力の差は歴然なわけですが、じつはプロたちがあまり踏み込んでこない「一般投資家が勝ちやすい領域」があるのです。経済評論家の塚崎公義氏が解説します。

大型株投資はプロとの真っ向勝負

株式市場では、プロとアマが真っ向から勝負しています。ゴルフと違ってハンディはありませんし、初心者用の市場というのもありません。そして当然ですが、現場ではプロ同士が火花を散らし、激しく戦っているわけです。

 

もしいまの株価が1,000円なら、それは、「1,000円より値上がりする」と考えるプロが出した買い注文と、「1,000円より値下がりする」と考えるプロが出した売り注文が均衡している結果なのです。つまり、プロの意見は常に半々に分かれているわけです。

 

我々が「この銘柄は、こういう理由で上がりそうだ」などと考える程度のことは、プロはすべてわかったうえで投資をしているわけで、そうしたプロの意見が半々に分かれているときに、どちらかに賭けてもカジノのルーレットと同じ程度の勝率でしょう(笑)。

 

拙稿『銀行預金〈ゼロ金利+インフレ〉で実質目減り…経済評論家が「株の長期投資」をお勧めするワケ』などに記したように、株式投資の期待値はプラス(確率的には儲かる)なので、プロに勝てなくても儲けることは可能だ、と期待することは可能ですが。

 

※ https://gentosha-go.com/articles/-/42749

プロの投資先として、小型株は「割に合わない」

「初心者用の市場などない」と上述しましたが、実際にはプロがあまり参加していない市場もあるのです。それが「小型株市場」です。時価総額が大きく、取引量も多い大型株銘柄には多くのプロが参加していますが、時価総額が小さく、取引量も少ない小型株銘柄には、プロはあまり参加しないのです。

 

プロは巨額の資金を投資していますので、注文の単位が大きいわけですが、小型株は取引量が少ないので、大量の注文を出すとそれで値段が大きく動いてしまうわけです。1万株の買い注文を出しても売り注文が1,000株しかなければ、株価はストップ高になってしまいますから(笑)。

 

それなら1,000株の買い注文を出せばいいかというと、プロはどの銘柄を買うのか調べるために多額のコストをかけていますから、1,000株買って値上がりしたとしても、コストに見合わないわけです。

 

将来、人工知能が格段に進歩して何千もの銘柄を瞬時で調査して買い注文を出すようになれば別ですが、人手に頼っている間は、基本的には小型株には手が出せないと考えてよさそうです。

地元銘柄なら、情報面の比較優位も

小型株にはプロたちがいないとしても、全国の個人投資家と戦うのは大変です。そんなときには、地元銘柄を検討して見ましょう。たとえば地元のレストランチェーンが上場していたら、そこの店の様子を見に行くのです。

 

最近混んでいると感じたら、買ってみましょう。実際に食べてみて、味もサービスも問題なければ、ますます買ってみましょう。本当は決算書等々をしっかり分析してから買うべきなのですが、難しいことをいわなくても、美味しくて最近混んでいる店であれば、買ってみる価値はありそうです。

 

それは、その店が最近混んでいるということを知っている投資家が少ないはずだからです。ほかの投資家たちは、次の決算発表で売り上げが増えたことを知り、急いで買い注文を出すはずです。それなら、先回りしていまのうちに買っておけば高い確率で儲けることができるでしょう。

 

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    経済評論家

    1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の仕事に従事したのち、2005年に退職して久留米大学へ。2022年4月に定年退職し、現在は経済評論家。

    著書に、『老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識』『初心者のための経済指標の見方・読み方 景気の先を読む力が身につく』(以上、東洋経済新報社)、『なんだ、そうなのか! 経済入門』(日本経済新聞出版社)、『経済暴論』『一番わかりやすい日本経済入門』(以上、河出書房新社)、『退職金貧乏 定年後の「お金」の話』『なぜ、バブルは繰り返されるか?』『大学の常識は、世間の非常識』(以上、祥伝社)など多数。

    趣味はFacebookとブログ。

    著者紹介

    連載「不確実性の時代」を生きる、投資初心者のための株式投資入門

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