【オンライン開催(LIVE配信)】希望日時で対応(平日のみ)
「日本一富裕層に詳しい税理士」による無料個別相談セミナー
富裕層の相続対策から税金対策の悩みを一挙解決!
詳しくはこちら>>>
4人の子どもを全寮制の学校に入れた知人は
しかし、私の次男は帰国後、高校から入学した初対面の生徒たちと同じクラスになるよりも、中学から一緒だった友人と同じクラスに入りたいと、私の思惑通りにはいきませんでした。高1のクラスの同級生と高2になる前の春休みに修学旅行に行くことになっていたこともあり、この選択も当然といえば当然でした。次男は学習面で後れを取っているので苦労しています。
しかし、本人が選んだ道ですから自分自身でなんとかするしかありません。
次男の留学では想定外のことが帰国後に起こりました。元の学年(高1)に復学できたにもかかわらず、なぜか中学の卒業証書が授与されなかったのです。留学前はもらえると言われていたのに。その後も何度か担任を通してお願いしましたが、結局卒業証書を頂くことはできませんでした。こんな事態を招かないためには、留学は高校でするほうがいいように思います。中学生の長女の留学は中学を卒業してからと考えています。
さて、英語教育に関して私は詳しいわけではなく、留学させたらなんとかなるだろうという期待感がありました。私自身、留学経験はありませんが、私の同級生が留学して帰国した時、やはり英語がグンと伸びていて、「こんなに伸びるのか!」と驚いた覚えがあります。
ただ、語学については、私は流暢に英語を話せるようにならなくても、相手の言っていることがわかって、自分が言いたいことを伝えられれば十分だと思っています。その意味では、1年間海外に行かせれば、さすがにこのレベルはクリアできるだろうと期待して送り出しました。
このタイミングで留学させたもう一つの理由は、思春期・反抗期のまっただ中に親元から離れて暮らすことは、子どもを大きく成長させるのではないかと考えたからです。
ある調査によると、この時期の子を持つ親の悩みとしては「いつもイライラして、暴言をはいたり暴力をふるったりすることもある」が一番多かったという結果でした。わが家ではそこまでではありませんでしたが、親とのコミュニケーションが取りづらい年代だということは、わが身を振り返っても実感としてあります。
そんな時期に親元を離れて生活することは、本人にとっても、親にとっても、大きなメリットがあるのではないかと考えたのです。ずっと親元で生活していると、結局、身の回りのことは親が何かと手を出してしまい、子どもが自分でやる機会が失われます。自宅にいるとどうしても親に甘えてしまいますが、留学させて、寮生活をすることになれば、自分のことは自分でやらざるを得なくなります。
4人きょうだいのお子さん4人を全員、中学から全寮制の学校に入れた知人が、「しっかりするようになるよ」と言っていたことにも影響を受けました。次男の中学受験の時は、全寮制の学校に入れようかとも思ったくらいです。
成田 信一
自由が丘矯正歯科クリニック院長
歯学博士
↓コチラも読まれています
ハーバード大学が運用で大成功!「オルタナティブ投資」は何が凄いのか
富裕層向け「J-ARC」新築RC造マンションが高い資産価値を維持する理由