疫病の蔓延や世界情勢の悪化……不安定な世の中において、私たちはどのように生きていくべきしょうか。京セラ株式会社をはじめ、KDDI、JALと3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏は、数々の著作や講演で多くの人に勇気を与え、背中を押してきました。今回は、そんな稲盛氏がすべてのビジネスマンにおくった「366の箴言」より、5月30日〜6月5日の言葉を紹介します。

30日…仕事をする人の完成

ラテン語に、「仕事の完成よりも、仕事をする人の完成」という言葉があるそうですが、その人格の完成もまた仕事を通じてなされるものです。いわば、哲学は懸命の汗から生じ、心は日々の労働の中で練磨されるのです。

31日…人生のバイブル

私は、「善きことを思い、善きことをするときには、天地が味方する」ということを人生のバイブルとしてこれまで歩んできた。

6月1日…夢に酔う

ビジネスを成功させるためには、夢を抱いてその夢に酔うということがまず必要だ。夢に酔っていればこそ、それを実現させる情熱が湧いてくる。もちろん、実際に事業に着手したら、いつまでも夢に酔っているのではなく、スタートした瞬間から、理性的に判断し、無用な危険を避け、実際的な方策について考え尽くし、仕事を成功に導くようにしなければならない。

6月2日…できない理由

できない理由を並べ立てる人がいる。それでは新しい事業を達成することはできない。何もないことを前提として、目標を達成するために必要な人材や設備、技術をどう調達するかを考えなくてはならない。

6月3日…大胆に構想する

今まで誰も試みなかった前例のないことに挑戦するときには、周囲の反対や反発は避けられない。それでも、自分の中に「できる」という確固とした思いがあり、すでに実現しているイメージが描けるならば、大胆に構想を広げていくべきだ。

6月4日…繊細に取り組む

製品には、つくった人の心が表れる。粗雑な人がつくったものは粗雑なものに、繊細な人がつくったものは繊細なものになる。

6月5日…いい仕事をする条件①

いい仕事をするために必要不可欠なこと──それは何でしょうか。

一つは、「細部まで注意を払うこと」。

雑用のような単純作業でも、いや、単純作業であるからこそ、丹念にていねいにこなす必要があります。「神は細部に宿りたまう」というドイツの格言があるように、仕事の本質は細部にあります。いい仕事は、細部をおろそかにしない姿勢からこそ生まれるものなのです。

 

 

稲盛 和夫

京セラ株式会社

名誉会長
 

本記事は、稲盛和夫氏の著書『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)より一部を抜粋したものです。

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛 和夫

致知出版社

京セラ、KDDI、JALという3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏。その稲盛氏による待望の語録集が、一日一言(いちげん)として誕生しました。 「全身全霊を込め、あたかも魂をほとばしらせるがごとく話すことを…

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